僕がジョンと呼ばれるまで | シネマ係長の秘密基地

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僕がジョンと呼ばれるまで

2014年3月1日(土)公開
日本で開発された脳活性化プログラムを基に、アメリカの高齢者介護施設で行われた認知症改善の取り組みを追ったドキュメンタリー。読み書き、計算を通じ認知症改善を目指す「学習療法」に挑戦することで、プログラムに参加する人たちが再び笑顔と自分らしさを取り戻していく様子を映し出す。
あらすじもみじ
アメリカ・オハイオ州にある高齢者介護施設は、平均年齢80歳以上、ここに暮らす多くの方が認知症を抱えている。スタッフのジョンは施設で暮らす高齢者に、「僕の名前を知っていますか?」と毎日尋ねるが、いつも返ってくるのは「いいえ」という返事だった。入居者たちはスタッフと一緒に、学習療法という、読み書きや簡単な計算をする認知症改善プログラムに取り組む。認知症と診断されて2年になる93歳のエブリンは、自分の名前も書けず、ジョンとの会話も噛み合わなかった。しかし、学習療法を続けるうち、彼女に大きな変化が訪れる。趣味の編み物を再開し、笑顔でジョンに話しかけるようになり、かつて得意だった辛辣なジョークまで復活したのだ。仲間と一緒に学ぶことで、大切なものを思い出していく入居者たち。そのことはスタッフや家族も笑顔に変えていく。この映画の登場人物たちの笑顔は、いまだ根本的な治療法のない認知症に対する不安を希望に変えるヒントになるはずである。

監督・プロデューサー:太田茂
監督・ラインプロデューサー:風間直美
構成:武田浩、ロジャー・パルバース
撮影:松本克巳