ウエスト・トウキョウ・ストーリー | シネマ係長の秘密基地

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ウエスト・トウキョウ・ストーリー

渋谷アップリンクにて2016年3月12・14・21日に上映

西東京と文学をテーマに、学生たちは書を持って街を出たドキュメンタリーとフィクションが有機的に織り成す、新しい文学映画。
あらすじ霧
若者たちは書を持って街に出た。「西東京と文学について調査報告せよ」という課題を出された学生たちは、グループごとに作家ゆかりの場所を調べて訪ね歩き、そこで多くの人たちと出会いながら取材していく。並行して、ドラマとして描かれる女子大生・のり子(二役)の学生生活。まじめに課題に取り組む彼女は撮影係としてすべてのグループに同行してゆくが、ふとしたことから不思議な外国人の老婆と出会う。その老婆や調査した作家、文学の世界と関わるうちに、のり子は過去の体験と向き合い、自己の無意識に触れてゆく…。

学生たちは五木寛之、松本清張、茨木のり子、こうの史代といった作家の作品を精読し、ゆかりの場所を訪ね歩く。この映画は、武蔵野に息づく作家、作品についての取材であると同時に、学生たちの姿を記録した青春ドキュメンタリーでもある。一方でフィクションパートでは、『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』『フリーダ・カーロの遺品 – 石内都、織るように』の小谷忠典監督が監修し、撮影にはプロのスタッフが参加。実際に本作に参加した女子学生が脚本家の企みに従い、自らの写し身を演じた。ドラマの中の彼女は演技することを通じて自我の目覚めを経験、この映画は彼女の成長物語でもある。また、西武新宿線の黄色い電車、作家志望者が参拝する田無神社、推理小説における事件の現場、描かれた「水の塔」の謎、藤村女子高等学校合唱部の歌声、ひばりが丘団地の生活…それらの風景を通して、武蔵野の土地の文化とその記憶を描いた。本作は武蔵野大学文学部創立50周年記念として製作、学内の上映を経ての公開になる。

プロデューサー:土屋忍
演出:小谷忠典
【キャスト】
漆川由希子、リチャード・エマート、比田井克仁、賀陽智之、広瀬舟雲、柳舘伸、藤村女子高等学校合唱部の皆様、秋山法子
撮影「ドキュメンタリー」:小谷忠典、菊池典明
撮影・照明「フィクション」:倉本光佑
撮影助手:大槻秀平
録音:柴田隆之
助監督:菊池典明、岩村佳祐、朏汐里、桃沢健輔、松浦萌
演技指導:長友美紀