止められるか、俺たちを | シネマ係長の秘密基地

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止められるか、俺たちを

2018年10月13日(土)公開
2012年に逝去した若松孝二が代表を務めていた、“若松プロダクション“映画製作再始動第1弾となる青春ドラマ。
あらすじ晴れ
1969年春。21歳の吉積めぐみ は、新宿のフーテン仲間のオバケ に誘われ、“若松プロダクション”の扉を叩く。当時、若者たちを熱狂させるピンク映画を作り出していた若松プロダクションは、監督の若松孝二 を中心とした新進気鋭の異才たちの巣窟であった。小難しい理屈を並べ立てる映画監督の足立正生 、冗談ばかり言いながらも全てをそつなくこなす助監督のガイラ 、飄々とした助監督で脚本家の沖島勲 、カメラマン志望の高間賢治 、インテリ評論家気取りの助監督・荒井晴彦 など映画に魅せられた何者かの卵たちが次々と集まってきた。撮影がある時もない時も事務所に集い、タバコを吸い、酒を飲み、ネタを探し、レコードを万引きし、街で女優をスカウトする。そして撮影がはじまれば、助監督は現場で走り、怒鳴られ、時には役者もやる。そんななか、めぐみは若松孝二という存在、なによりも映画作りそのものに魅了されていくのだった。だがある日、めぐみに助監督の全てを教えてくれたオバケが、エネルギーの貯金を使い果たしたと若松プロを去っていく。めぐみ自身も何を表現したいのか、何者になりたいのか、何も見つけられない自分への焦りと、全てから取り残されてしまうような言いようのない不安に駆られていく。1971年5月。カンヌ国際映画祭に招待された若松と足立は、そのままレバノンへ渡ると日本赤軍の重信房子らに合流し、撮影を敢行。帰国後、映画「PFLP世界戦争宣言」の上映運動の為、若松プロには政治活動に熱心な多くの若者たちが出入りするようになる。いままでの雰囲気とは違う、入り込めない空気を感じるめぐみ。ひとり映画館で若松孝二の映画を観ていためぐみは、知らぬ間に頬を伝う涙に戸惑いを隠せないでいた……。

監督:白石和彌
脚本:井上淳一
製作:尾崎宗子
プロデューサー:大日方教史、大友麻子
撮影:辻智彦
【キャスト】
門脇麦、井浦新、タモト清嵐、毎熊克哉、岡部尚、山本浩司、藤原季節、伊島空、大西信満、外山将平、上川周作、中澤梓佐、満島真之介、渋川清彦、音尾琢真、高岡蒼佑、高良健吾、寺島しのぶ、奥田瑛二、吉澤健