ゆらり | シネマ係長の秘密基地

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ゆらり
2017年11月4日公開

西条みつとし主宰の劇団TAIYO MAGIC FILMの同名舞台を岡野真也、内山理名W主演で映画化。“あの時、伝えられなかった想い”を抱える人々が、時を超えて絆を取り戻していく姿を、過去・現在・未来の3部構成で映し出す。

あらすじ霧
現在。石川県の海沿いにひっそりと佇む民宿「赤木箱」。民宿を営むのは女主人・泉凛香 とアルバイトの瞳 。ある日、中年男・高山 たちが宿泊にやってくるが、高山はなぜか瞳への対応だけがぎこちない。一方、凛香は接客の傍ら、しきりに甘えてくる娘・ゆかりをついつい突き放してしまう。ショックを受けたゆかりは、父・孝介に「自分を誘拐してほしい」とせがみ、二人で狂言誘拐を計画する……。未来。シングルマザーの木下ゆかり は、息子・青空と二人暮らし。ある日、青空が「神様なんていないんだよ」と残念そうにゆかりに話し始める。どうやら、学校でそういった話になったらしい。ゆかりは「神様はいるよ」と、青空に神様から手紙が届くポストをプレゼントする。それは自分が幼い頃、祖父がマジックに使っていたものだった。その日から、ポストに投函された青空からの手紙に返事を書くことがゆかりの日課になった。毎朝嬉しそうに手紙を読む青空を微笑ましく見守るゆかり。だが、ゆかりの体調は日増しに悪くなっていく。やがて、ゆかりは入院、別れた夫・正樹に青空を預けることにするのだが……。過去。民宿「赤木箱」。女優の夢を諦め、実家に戻ってきた娘・凛香は、母・美和 とうまくいっていなかった。父・幸雄になだめられても、凛香の母への態度は変わらない。そんななか、凛香の友人が旅館へ遊びにくる。久しぶりの再会を喜ぶ凛香と友人だったが、そこで不思議な注意書きが書かれたリモコンを発見する。「このリモコンを利用してその時間に何をしても、未来の出来事は変えられません。多少の時間のずれは起こりますが、本来の時間の流れに戻っていきます」そのリモコンをきっかけに、凛香たちは思いがけない事態に巻き込まれていく……。

監督:横尾初喜
原作・脚本:西条みつとし
エグゼクティブプロデューサー:森田篤
プロデューサー:半田健、槇和美、前田利洋
撮影:江森太一
【キャスト】
内山理名、戸次重幸、萩原みのり、山中崇、遠藤久美子、平山浩行、渡辺いっけい、鶴田真由、青木さやか、寿大聡、夏緒、筧礼、高橋幸聖、小築舞衣、弥尋、大橋彰