クレアのカメラ | シネマ係長の秘密基地

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クレアのカメラ

2018年7月14日(土)公開

韓国の鬼才ホン・サンスが、イザベル・ユペール、キム・ミニを起用して現地で撮影した中編。カンヌ映画祭期間中、突然、社長から解雇された映画会社の社員マニは、カメラが趣味のフランス人女性クレアと出会うが……。

あらすじもみじ
韓国の映画会社の社員マニ は、女社長ナム からの信頼も厚い有能なベテラン社員。だが、カンヌ国際映画祭を訪れていた最中、社長から突然、仕事を辞めて帰国するよう言い渡される。滞在していたアパートも追い出され、予定の帰国日を変更することもできず、1人でカンヌに取り残されるマニ。一方、映画祭に初めてやってきたフランス人音楽教師のクレア は、韓国人の映画監督ソ と知り合う。意気投合した2人は、製作会社のナム社長と3人で食事をすることに。自分がシャッターを切った相手は別人になるという自説を持ち、不思議なオーラを放つクレアは、その席で2人をカメラに収めると、一足先に店を出る。クレアが去った後、酔い始めたソ監督は、ナム社長に男女の関係を清算したいと切り出す。同じ頃、海岸沿いを散歩していたマニは、食事を終えたクレアと出会い、意気投合。クレアが撮った写真を見せてもったマニは、そこには意外な人物が写っていることを知る。それは、ソ監督とナム社長だった。理不尽な解雇の理由を知ったマニは、クレアを連れて解雇を言い渡されたカフェへ向かう。一部始終を知ったクレアはカメラを取り出すと、マニに向かってシャッターを切る。そして迎えた映画祭最終日。復職したマニは、映画祭期間中の事務所で備品を手際よく片付けていた……。

監督・脚本:ホン・サンス
撮影:イ・ジングン
【キャスト】
キム・ミニ/イザベル・ユペール/チャン・ミヒ/チョン・ジニョン/ユン・ヒソン/イ・ワンミン/カン・テウ/マーク・ペランソン/シャヒア・ファーミー