もしも建物が話せたら | シネマ係長の秘密基地

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もしも建物が話せたら

2016年2月20日公開
無口なものこそ雄弁だ。
ヴィム・ヴェンダース製作総指揮!
ヴェンダース、レッドフォードを含む世界の名監督6人が、思い入れのある建築物の心の声を描き出す、オムニバス・ドキュメンタリー。

あらすじもみじ
「建物たちは、人が幸せになる路を知っている。」
もしも建物が話せたら、私たちにどのような言葉を語り掛けるのだろうか。
建物は文化を反映しており、社会を映し出す鏡でもある。
一昔前、欧米ではその街を代表する建物は教会であり、教会を見ることによってその街の文化も人々の暮らしも垣間見えた。
現代におけるその街を象徴する建物とは?
世界の名監督6人がそれぞれの街で人々と思い出を共有する、思い出の詰まった文化的建物のストーリーを描き出す。

ロバート・レッドフォードが選んだのは、自身が11歳の時にかかったポリオの予防接種を開発したソーク研究所(アメリカ・サンディエゴ)。
ヴェンダースは、もちろん地元からベルリン・フィルハーモニー(ドイツ・ベルリン)。
図書館には人々の想いが詰まっていると考えるミハエル・グラウガーは、ロシア国立図書館(ロシア・サンクトペテルブルク)。
マイケル・マドセンは、再犯率が日本の半分以下で(日本43.8%:平成24年犯罪白書より)ヨーロッパで最も低いノルウェーのハルデン刑務所(ノルウェー・ハルデン)。
マルグレット・オリンは、同じくノルウェーの建物の屋根まで歩いて登る事が出来るオスロ・オペラハウス(ノルウェー・オスロ)。
カリム・アイノズは、個人的に関係性のある建物を選ぼうと17歳の時に移り住んだパリからポンピドゥー・センター(フランス・パリ)。
ロシア図書館編はドキュメンタリーに魂を捧げたミハエル・グラウガー監督の遺作となった。


6人の監督は、もしこれらの建物が話すことができたら、私たちにどのような言葉を語りかけるのか想像しながら制作した。
よって、この作品に登場する建物には命が吹き込まれており、ほとんどが一人称で語り掛けてくる。
それぞれの監督が独自の視点で建物に迫り、独自の映像表現を展開していく。
それだけにそれぞれの作品の注目点は異なり、建物と社会の関係性の違いが鮮明になっている。

製作総指揮:ヴィム・ヴェンダース
監督:ヴィム・ヴェンダース、ミハエル・グラウガー、マイケル・マドセン、ロバート・レッドフォード、マルグレート・オリン、カリム・アイノズ
プロデューサー:アーウィン・ M・シュミット、ジャン=ピエロ・リンゲル
共同プロデューサー:和崎信哉、鷲尾賀代、ローラ・ミカルチシン、シャーロット・ウズ、マリア・エカーホッド、トミー・プリッドニッグ