フィルス | シネマ係長の秘密基地

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フィルス

2013年11月16日公開

「トレインスポッティング」の原作者アーヴィン・ウェルシュの同名小説を「つぐない」のジェームズ・マカヴォイ主演で映画化。出世を目論む卑劣なスコットランド人刑事が、幻覚や喪失感に襲われ、精神を蝕んでいく姿を描く。

あらすじ晴れ

クリスマスで街中が賑わい始めたある晩、日本人留学生殺人事件が発生。スコットランド警察の血気盛んな刑事ブルース・ロバートソン は、捜査の指揮を任されるが、初動捜査では目撃者はゼロ。彼はこの事件で手柄をあげ、出世したいと目論んでいた。同じ部署にいるのは、妻が浮気中のドギー 、ゲイであることを隠しているピーター 、ヤク中の新人刑事レイ 、オツムの弱いガス 、男を奴隷にしてしまいそうな超仕事人間のアマンダ 、上司で脚本家志望のボブ といった癖のある連中ばかり。この中で有能な奴だけが出世レースを制するが、皆、無能な奴らばかりだから大丈夫、とブルースは余裕だ。そして彼の妻キャロル も夫の昇進を強く望んでいた。しかし出世を目論む一方で、ブルースの素行は限りなく最悪であった。人種差別主義者にして、特技は同僚や友人を陥れるための裏工作と残業の不正申告。ポルノ・売春・不倫・アルコール・コカイン……。担当医ドクターロッシ からは、禁欲生活を薦められるが、お人よしの会計士クリフォード と知り合い、ポルノ旅行へ出発したブルース。そこで彼はクリフォードの妻バンティ に、イタズラ電話をかけるのだった。さらに、ブルースを尊敬しているという清楚な子連れ未亡人メアリー とイイ感じになり……。そんな中、捜査を進めるにつれ、ブルースは自分の過去と向き合うことになってしまう。やがて事件が真相に迫るにつれ、ブルースの精神状態は錯乱し、目撃者とされる謎の女の存在が急浮上したとき、衝撃の真実が明らかになる……。


監督・脚本・製作:ジョン・S・ベアード
原作:アーヴィン・ウェルシュ(「FILTH」(パルコ出版刊))
製作総指揮:マーク・ハンセル、チャールズ・E・ブッシュ・ジュニア、アーヴィン・ウェルシュ
製作:ケン・マーシャル、トルーディ・スタイラー、イェンス・モイラー、セリーヌ・ラトレイ、ウィル・クラーク、ジェームズ・マカヴォイ、クリスティアン・アンガーマイヤー 、マーク・アミン
共同製作:ショーン・ウィラン、ジェシカ・アスク、ブノワ・ローランド
共同プロデューサー:ベリー・ヴァン・ヅゥィーツェン
撮影監督:マシュー・ジェンセン
【キャスト】
ジェームズ・マカヴォイ
ジェイミー・ベル
ジョアンヌ・フロガット
イモージェン・プーツ
エディ・マーサン

ショーナ・マクドナルド

ジョン・セッションズ

ブライアン・マッカーディー

ゲイリー・ルイス

ジム・ブロードベント

シャーリー・ヘンダーソン