弟、椎葉おうじでも書いたとおり、
弟がドラゴンゲートに入門したいと言った時、僕は正直
辞めてくれ
と思った。
前回も言ったが、プロレスラーの新人&練習生といえば怪我は当たり前で、雑用や自分の自由な時間もなかなか取ることが出来ない。
自分が練習生時代に経験してきたことを、
弟に経験させるのは辛いと思ったのだ (もちろん楽しいこともいっぱいあったけど)
しかし、父親の
「おまえに止める権利は無い」
という一言で何も言い返せなくなり、
弟は2016年にドラゴンゲートに入門する。
弟が入門する前の年末年始、僕は実家へ帰り弟と喋った。
「おうじ、トレーニングはどんなことをしてるの?週何回やってる?身体は出来てるか?礼儀作法は大丈夫?敬語の使い方わかるか?今日はトレーニングしたのか?何か知りたいことあるか?」
僕はおせっかいである
僕の質問攻めがかなり鬱陶しかったのだろう
弟はウザそうな顔をしていた。
それを見てまたおせっかいな僕はイライラしてしまい口調が荒くなる。
「おい、今ウザそうな顔をしたよな。そんな顔を入門したら、先輩の前でするのか...ウンタラカンタラ」
最終的に弟が「もういいやん、俺のことだから放っといてくれよ」そう言って部屋に鍵をかけて閉じこもってしまった。
お父さんにも「琴香、言い過ぎだよ」と注意された。
翌朝、おうじに謝った。
「昨日はごめん。でもな、昨日怒ったのには訳があって、兄ちゃんはおうじの事が心配で・・・ウンタラカンタラ」
僕はおせっかいだ。
そして、話がいつもまとまらなくて長い。