ドラゴンゲートでプロレスラーになりたい。

初めてそう思ったのは、中学生の時



入学した中学校の図書室に、ドラゴンゲートの前身のである闘龍門の校長

ウルティモドラゴンさんの「素顔のマスクマン」という本がありました。

「シーマ、フジイ、スワ、マグナム。なんだこの人たちは!?」

それまで、「本を読みなさい。本を読んで、読書感想文を書きなさい」

そう言われても、全く本に興味がありませんでした。

読書感想文には「おもしろかったです。すごいとおもいました。」ぐらいの感想しか書かなかった僕が、

初めて自分から興味を持って読んだ本がこの本でした。

取り憑かれたように読みました。

図書室の本の貸し出し期限は1週間でしたが、

1週間経ったら、また借りる

1週間経ったら、また借りる

を繰り返して30回ぐらいはこの本を読み返した記憶があります。

最後は、先生から

「この本、琴香くんしか借りないし、そんなに好きなら琴香くんにあげるよ」

この本に凄まじい執着心を見せる僕に、学校の先生は素顔のマスクマンをくれました。

その前からプロレスには興味津々でしたが、

この本を読んで、

もっと闘龍門のことが知りたい

試合が観てみたい

選手達が動いてる姿が観たい

頭の中は、毎日闘龍門のことでいっぱいでした。



そんな時、ある奇跡的な出来事が起こります。




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僕の歴史的瞬間

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