現代のお子様たちは、大事にされすぎて、
「世の中、上手くいかないのが普通」と
思えない様です。
人間関係の縺れを、負のエネルギーで凝縮させ、
爆発させてしまう
賢く良い子に振る舞う事が、大人たちを喜ばせる
一番の術だと解っている彼らは、
溜まったストレスを、なんらかの形で
発散させようとします。
残酷な方法で、ガス抜きをしようとしてしまいます。
その一つが、イジメ
イジメは、表面的な人間関係だけでなく、
ネットの奥底に潜み、匿名性が放つ言葉の刃が
ターゲット絞り、集中攻撃して全人格否定したり
噂が尾ひれをつけながら、一人歩きしていき、
犯罪の引き金になったりもします。
賢く真面目で良い(大人に都合の良い)子程
トラブルや挫折の対処が上手く出来ず、
パニックになってしまうようです。
情報が、シャワーの様に一方的に降り注ぐ現代
経験の少ない、子ども達に取捨選択する力を
求めるのは、大変困難だと思います。
バーチャルの世界は、便利な反面、
魑魅魍魎がウヨウヨ待ち受けている
恐ろしい一面もあるという事を、
しっかり教え、犯罪から身を護る術を
身につけてほしいと、願うばかりです。
我が子が、いつ被害者になるか加害者になるか
計り知れない恐ろしい時代になってしまいました。
「我が子を信じてるから、あえて何も聞かない。」
「最近、様子が変わったけど、メールや携帯は
繋がるから、放っておいても大丈夫。」
は、一見「信頼」と言う名の放任主義の様ですが、
犯罪に巻き込まれてからでは、遅いのです
用心に用心を重ねて、無邪気なお子様たちに
目を配り、気を配り、心を配り、
温かな眼差しで、見守ってあげたいものです。