西洋医学は「病気を治す」 東洋医学は「病人を治す」
西洋医学は、病気の原因を追究し、その病因を除去する事で、治療を行います。
検査で病気を見つける⇒難病の場合、薬を飲み続ける事も、有ります。
東洋医学は、体質や生活習慣、性格など「人」全体を診る事で、病因を突き止めます。
その上で、食事を初めとする正しい生活習慣を指導し、
全身のバランスを整え、自然治癒力を高めます。
元々人間が持つ、自然治癒力を高め、あらかじめ病気を妨げる体質を創ったり、
体外に現れた症状等の、診断をもとに治療する、予防医学です。
私の子ども達は、軽いアトピーと喘息性気管支炎持ちの、超虚弱体質でした
秋から春の季節は、空気が冷えて来る夜10時から、朝方まで咳込んで
息苦しそうにグズるので、毎晩抱きかかえて、背中をさすっていました。
風邪を引くと、必ず肺炎を起こし、40度位の発熱はザラ
病院に行く度、他の病気を貰って来るので、絶え間なく病気三昧。
兄弟でうつしあうので、潜伏期を経て、病気は続き・・・
脱水症状を起こして急変し、命の危機にさらされた事も数知れず、
何度も救急病院に担ぎ込み、緊急入院をしました
脱水症状を起こすと、下痢になり、
弱々しく泣き続けるばかりで、涙も出なくなります
点滴しようにも、血管も出ず、何度も針を刺されて泣き叫ぶので、
看護師さん達に押さえつけられて、点滴や注射をされたトラウマで、
思春期になるまで、緊張すると咳払いをする「チック症状」が出ていました。
「病院に行くと、大人に押さえつけられて、注射針を何度も刺される」
というストレスの、後遺症です。
そして、乳歯では、虫歯一本無く、検診の度に褒められていたにもかかわらず、
永久歯は、半透明の健康な部分と、白濁した部分の混じったが出てきたので、
慌てて歯科医大のドクターに診て頂くと、
「歯の芽が出来る大切な時期に、抗生物質を使い過ぎた後遺症で、
石灰化不良を起こしています。
歯の質自体が弱くてボロボロ欠けやすく、虫歯になりやすいです。
一生治りません。」と診断されました。
それで、西洋医学の対処療法の効果の反面、リスクの大きさを知り、
体質改善をしよう!!
と、一念発起し、東洋医学の「気血水」のバランスを取る為の勉強をしました。
子ども達が大人になった今では、風邪を引くことも殆ど無くなり、
暑い中、フットサルや、草野球を楽しむ体力も出来、毎日を楽しんでいる様です。
虫歯予防にも気を遣いましたので、いまだに虫歯一本も有りません。
(私の知る限りでは、無いはずです・・・!?)
どちらが良いとは、一概に言えません。
私の子ども達は、西洋医学にも東洋医学にも、命を救われました。
私の経験上では、どちらかに偏る事無く、どちらの特性も生かした上で、
「急性期は西洋医学」
「体質改善は東洋医学」
お互いの良い所を生かし、上手に健康管理に利用する事が、
より健康に、安全に、生きていくコツだと思っています。