ヒトラーをも思わせる怪物に変貌していく様を描いた信じがたい実話。
1945年ドイツ。敗色濃厚な中、兵士の軍規違反が相次いでいた。
命からがら部隊を脱走したヴィリー・ヘロルトは、
打ち捨てられた車両の中で大尉の軍服を発見。
寒さに耐えきれずそれを身にまとうと、
道中出会った兵士たちが服従することに味を占めて、
言葉巧みに親衛隊のリーダーになりすました。
ヘロルトが従えた兵士の数は一時80人を超え、
たどり着いた収容所で傲慢な振る舞いをエスカレートさせ、
1日で約90人もの自国の囚人を機関銃で処刑するなどの大量殺りくを繰り返していた。
やがて死体が散乱する収容所は連合軍の爆撃によって跡形も無く破壊されてしまうが、
悪運強いヘロルトは生き残り、部下たちと狂気の暴走を続けるが…。
人間を簡単に怪物に変えてしまう権力と、
それに盲従する人々の弱さは今日においての歪んだ権力構造に繋がると警鐘を鳴らす
ロベルト・シュヴェンケ監督の渾身作品。
2/8ROADSHOW
公式サイト：http://dokusaisha-movie.jp/
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