唐突ですが扁桃体(へんとうたい)って聞いたことありますか?
メンタルヘルスに興味をもっている方なら耳にする単語だと思いますが、Wikiで調べてみても脳回路の話とかが初めに出てきてわかりずらいですよね
簡単に言うと、
扁桃体は、不安や恐怖といった感情を感じた時に活発に活動する脳領域です。
そんな脳部位いらんわーーーー
と思う方もおられると思いますが、恐怖を感じることは生物が生きていくためにはとても大事なことですのでこういう脳部位が存在します。
でも活性化しっぱなしでは困ります
扁桃体が活性化すると他の脳部位と連携し、逃避行動など適切に対処しながら扁桃体の活動は抑制されていきます。この脳内ネットワークが適切に動かなくなると扁桃体が過剰に活性化しているという状態になり、不安障害など病気の症状として表出してきます。
【引用】扁桃体※5は、不安や恐怖などの感情を感じた時に活動することが知られています。過度な不安や恐怖が症状であるうつ病、不安障害やPTSDといった精神疾患においては、扁桃体の活動が過剰であること知られています。反対に統合失調症や自閉症に認められる感情や対人コミュニケーションの障害が扁桃体の活動の低下と関連していることも知られています。このため扁桃体の活動を調節する薬物が、このような精神疾患の薬物治療に役立つことが期待されています。
今後、扁桃体の機能異常と関連する精神疾患における情動や対人コミュニケーションの障害の病態理解や薬物治療への応用が期待されます。【引用ここまで】
残念ながらこの扁桃体だけに効果を発揮する薬は今のところありません。
私は扁桃体の活動低下に『匂い』を活用したら良いのでは、と思っています。
その考えを数回に渡って紹介していきたいと思います(^^♪
是非お付き合いください
次回は『扁桃体の活動を可視化する』 について紹介したいと思います。