誤診をなくしてもらうことはとても大事なことです。
飲まなくても良い薬が減るのですから。
誤診を減らすには客観的なバイオマーカーが重要だと考えられています。今日はそんな話題を。
うつ病の診断に血液等を用いようとするバイオマーカー研究は古くから実施されていました。
うつ病患者では『血液中のXXたんぱく質が増えています』などの研究はこれまでもたくさんありましたがなかなか製品化にはたどり着けていません。
下リンク記事を最近読んだのですが、血中のPEA(リン酸エタノールアミン)という物質が下図のようにうつ病患者さんでは低くなっていることが報告されたようです。
ではこれまでの研究とは何が違うのか?
それは下図で示してますが、PEAが他の病気では下がっていないことも一緒に確かめられていることです
このような、疾患特異的な客観的な診断マーカーが確立すると、誤診が減ります。
本来飲まなくてよかった薬を飲まなくて済むかもしれません
以前も紹介しましたが飲まなくて良い薬は飲まないに越したことはありません。
早く使えるようになることを期待したいですね
【下のリンクより引用】
https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/feature/00046/111700002/