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中国の長い歴史★★★

 

ツボ刺激で睡眠治療しようって取り組まれている方多いですよね。

論文読んで調べていると耳のツボを刺激しての睡眠改善効果を検証している報告が増えている印象を受けています

 

クリックしてFig.1って書いているところみてください

 

この論文の図の場所には迷走神経っていう副交感神経が来ています。

ここを刺激して不眠症に効果があるか試しているのが最初に紹介した論文です。

 

活性化している交感神経を抑えるために副交感神経を活性化させようというアイデアです。

 

針治療は古い歴史があり、不眠治療に耳つぼ刺激が効果ありと長い経験から学び取ったのだと思います。

それが現代の科学の進歩により、耳の迷走神経刺激による作用が含まれているのだろうといった話です。

 

東洋医学を現代の科学でそのメカニズムを解明していく、面白いですよね。

おばあちゃんの知恵袋や東洋医学、科学が追い付いていなく、理由はわからないこと多いですがきっと素晴らしい経験からの学びなのだと思います。昔から語り継がれている治療法については科学はいつだって後からついてくるんだろうなと。

 

ちなみに耳迷走神経デバイス開発はスタートアップでも開発が盛んに進んでいます。

そもそも首にある太い迷走神経に電気刺激デバイスを埋め込んでの治療はてんかんでは承認されています。

埋め込み手術等が大変なため、経皮刺激デバイスの開発が進んでいる感じです。

 

ただ正直今の製品では効果はいまいちな印象を受けています。

耳刺激の場合刺激部位を工夫したら効果上がるんじゃないかと思っているのですがどこかで研究できないかな。。。。。