ドラマ『黒書院の六兵衛』を一気見しました。
浅田次郎原作のこのドラマは
江戸無血開城がテーマで
無言で江戸城内に居座る御所院番士の的矢六兵衛と
新政府軍が来る前に
彼を立ち退かせようと奮闘する
尾張徳川家の下級藩士 加倉井隼人との
友情物語です。
黙して居座り続ける
的矢六兵衛とは一体何者なのか…
謎解きのようなスリリングな展開と
くすっと笑えるシーンが混在していて
とても面白い内容でした。
お話が進むにつれて
的矢六兵衛は
城内をでていくどころか
段々と御城の格式高い場所へ移動して居座り続け
最後は黒書院の間に入り込むんですけど
その理由を一切述べない…というか
一言も言葉を発しないので周囲は困惑するばかり。
それを、吉川晃司さんが見事に
渋く演じられるんですよね!
吉川晃司さんって時代劇が似合いますね🤔
映画『必死剣 鳥刺し』の御別家役も
すごく格好良くて印象的でした♡
ちょっと話がそれちゃったけど
黒書院の六兵衛は
最後の侍の意地みたいなものを感じるドラマです。
新政府の者たちも
次第に尊敬の眼差しを向けるのですが…
大村益次郎の描き方が、なかなかに酷くて…
お気の毒でした。
徳川慶勝も登場するんです。
六兵衛と湯漬けを食べるシーンが爽やかですけど
私ずっと慶勝が好きじゃなくて。
けれど、最近その思い込みは間違えだったのだと
認識を新たにしました😌
自分の中の歴史の人物像が崩れて
刷新される瞬間って
すごく爽快で中毒性があります!