シビラまつ子のライフストーリーvol.18です
前回の記事はこちら
シビラまつ子のライフストーリー
まとめ記事はこちら
前回は、中学時代に
「どうせ…」って言い訳をやめて
自分を変えたいと思ったきっかけについて
書きました。
で、その後の私は、
周りの人との関係も変わり
応援団やら放送部やらで
夢中になれる活動もあって
人や学校が苦手だった私が
少しは楽にいられるようになってきたかなぁ…って頃、
学校でいろんな問題が噴出してきました。
大きかったのは、
ニュースにもなった
組織的カツアゲ事件。
これは、卒業した先輩が、
下級生からカツアゲしてたってことなんだけど、
それが組織化されてたものだから
金額も大きくて、
警察も動き、
大々的なニュースになってしまったの。
当時の事件のインパクトが強かったせいで、
私が卒業した中学校名を言うと、
福島市にずっと住んでる人からは、
いまだに、
「悪かったよねー。◯◯中は！」って言われますもん
カツアゲに関わっている生徒が多くて、
警察は、事情聴取を学校に来て行ったぐらい。
実は、カツアゲされていた同級生にお金を貸したってことで
私も事情聴取受けました
カツアゲされて
お金なくて困ってる人を
見てらんなくて
1000円渡したんだよね、私。
貸したっていうのは嘘。
付け焼き刃なのはわかってたけど
そんぐらいしか出来なかった
その頃、学級委員してたし、
事件発覚後、先生方からは、
なんで先生に相談しなかったんだと言われたけど
そんなの大人に、
ましてや、先生方になんて
相談できるわけないだろ！って思ってました。
休み時間に殴られて
教室に帰ってきた子の様子を
ちゃんと見てたら
なんかが変だってわかるはず。
なのに何も気づかない先生に不信しかなかったし、
同時期に
非行やいじめの問題も発生してたのだけど
そこへの先生たちの対応にも不信感が募るばかりだったから
うちの中学は、校則が厳しくて、
正しい中学生の服装っていう張り紙が
廊下に貼ってあって、
それがまるで戦時中の子どもみたいなの。
男子は一厘の丸刈り。
女子はまるでワカメちゃんカットの
前髪パッツンの刈り上げスタイル。
前髪は眉毛の上でカット、
後ろは襟に髪がついちゃダメとか、
ソックスの色や長さ、
スカートの長さ、
ズボンの形、
下着の色や着方まで決まってた
先生方は、その校則を守らせることや
違反がないか取り締まることにばかり
エネルギー使っているようにしか
私には感じられず
生徒一人一人の様子や背景、
クラスの雰囲気の変化には
意識が向いてないようで、
たとえ相談したところで、
良い方向の対応をしてくれるとは
思えなかったのよね
この事件が起きたことで、
校長が処分され、小学校の校長に降格左遷されたり、
学年主任の先生が
責任取って、他の中学に自ら移動したり、
テコ入れで、生徒指導に定評ある先生が入ってきたり、
生徒たちにもわかるぐらい
職員室の雰囲気が悪くて、
先生どおしの軋轢がひしひし伝わるし、
学校全体の雰囲気が、
ただでも良くなかったのに、
ますます不信と恐怖の土台の上で
お互いがコントロールしあうみたいな
荒んだ
ストレス高い状態になっていったのよね。
そうすると、
各クラスで、いじめがより過激に陰湿になり、
しかも多発するようになってしまったの
幼い頃から、
周りの人の感情や場の状態に
影響されやすかった私は、
そんな不信の渦巻く中で
どんどん痛んでいったんですよね。
そして…
まだまだ
人生は続くのでした
あの頃、よくあんな問題を
人気ブログランキングに参加しています
