お盆が過ぎようとしていますね。

地震や台風の被害にあった地域の方々におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。

 

ここまでお話をしてきて、少しですが反響をいただいています。
きっと同じ境遇の皆さんと、繋がれていることに喜びを感じています。
ありがとうございます。

 

これを読んでくださる聡明な方々は、私が言いたいことは、
「こんなことされた。」
「こんなこと言われた、ひどい。」
と言うことを聞いてほしいと言うことでも、元夫の悪口でもないことにお気づきかと思います。

ただひとり。
家族として一番心を通わせたい人と、心が通じ合う事がなかった。
人に話しても「男なんてそんなもんだよ。」「女や金につぎこむわけじゃない。」と、すり傷に塩を塗り込まれるようなことばかりだった。

「男は、そんなもの」かもしれない。
だけど、それが「異次元レベル」だから苦しかったですよね。
人の情緒への想像力がない相手との生活は、水を与えられないまま歩く砂漠のようで、その現実に晒され深い絶望の淵に涙も出ないほど、心が削られていったこともありましたよね。

 

ASD夫は、目的達成するためにわき目もふらず集中しますから、社会的成功を収めている人が多いでしょう。
社会的成功を収めていれば、人生のパートナーとして安心材料になりますから、結婚相手として選ばれることも多いでしょう。
さらに、この特性を持つ人が10人にひとりと言えば、苦しみにもがいている妻はどれだけかと想像します。

苦しんだ日々。
今渦中にある人も、いるかもしれません。
それらは絶対に絶対に、無駄じゃないです。
苦しみに涙した夜も、自身の血となり骨となり、今の自分を作り上げていることを感じて欲しいと思っています。

 

心が枯渇していく中で、枝葉を伸ばし生きていること。
どうか自分を認め、褒めてください。
そして、ASDの特性を知識として特性を知ることで、もう立ち上がれないほど打ちのめされた自分を立て直す助けになることも、受け止めて欲しいのです。

 

最終的な判断は常に、自分の手の中にある。
そのために、いろいろな意味での力をつけていくこと。
私は、就職活動もした事がない、地域に友達もいない、実家も頼れない、さらに経済力など一つも何も持たない女でした。
ですが今、根を張り枝葉を伸ばし、大成功とは言えないまでも自立し前を向いています。

 

外の世界に目を向ければ、家庭では無視や冷たい態度で突き放されるあなたを、認め求めてくれる人がたくさんいることに気づくでしょう。
何もかも失った私が長い時間をかけてできたように、自分の価値に気づける日は必ず来ます。

 

真夏の屋根に涙を落とすような苦しみは、1人の孤独とは比べ物にならない深い苦しみだったはず。
責任を果たしたら、この世からいなくなりたいと願った日々。

ですが、必ず自分を幸せにできる糧にきっとなります。
どうか希望を捨てないで、行動してください。

 

自分の人生を決めるのは自分。
別れるも別れないも、離れるも離れないも決めるのは自分。


そしてそれは、希望となり現実になる。

そのメッセージを届けたいと、日々パソコンに向かっています。