吉ちゃん四十九日法要
昨日は、吉ちゃんの49日法要でした。本当の49日は、7月20日です。
あの日からもう法要です。
正直な所、まだ実感がありません。
小さな身体で、あれだけの存在を放っていた吉の事を思うと、今でもふと、吉達の部屋から声が聞こえてくる気がします。
法要では和尚さんが、とても良いお話をしていたのだと思います。
お経の響きも澄んでいて、どれほどの時を捧げてこれたのか、呼吸一つでわかるほどでした。
お経の声に包まれる間、その音の一つ一つが、静かに吉の魂に寄り添ってくれているようでした。
骨壷を取り出して法要台に乗せたました。
ただ、不思議な事に…
肝心の法話の内容が、ほとんど頭に入ってきませんでした。
私の心は、ただ吉の事だけを想っていたからだと思います。
心でずっと吉と会話していたのかも知れません。
そして更に不思議な事に
私は普段、どれだけ天気予報が大荒れでも、不思議と雨に降られる事はありません。
でもこの日は違いました。
法要が終わった、その瞬間。
まるで時計を見計らったように、
静かに雨が降り始めました。
吉に関わってくれた全ての記憶、想い、祈り、全てが降らせた
涙の雨かも知れない。
そう思う事にしました。
子供の頃から体が弱い吉が、懸命に生きた5年間、私のエゴで「長生きして欲しい」「もっと一緒にいたい」そして吉も答えるように、無理矢理5年もの月日を頑張ってくれていたのかも知れません。
あまりにも小さなお骨壺の為、骨壷入れ自体がなく、サナさんからいただいたがま口👛に入って移動しました。
吉がくれた愛
吉がくれた愛と温もりは、今も静かに私の中に息づいています。
49日という節目
この世の区切りとして大切な日ですが、これからも吉との絆は続きます。
ずっと私の中で生き続けます。
吉ちゃん
ベタな言葉だけど…
あなたに出会えたことは、私の人生の宝物です。
どうか空の何処かで自由に羽ばたき虹の橋を渡った子達と一緒に仲良く楽しく過ごして下さい。