感想のテーマは、ずばり「圧倒」です!


これは3年前、「午前十時の映画祭」というイベントで、
たまたま映画館で鑑賞することができました。


10時5分頃に遅れて入ると、「前奏曲」が流れていました。
スクリーンに「前奏曲」って書いてあるんです。
ベン・ハーは4時間近くの長編映画なので途中休憩が入るんですが、
その時も「間奏曲」が流れます。
こういう仕組みは初めてで、しかも曲がかなりハイテンションの
フルオーケストラだったので、しょっぱなから圧倒されました。


ジャンルもストーリーも何も知らない状態で見に行ったので、
ベン・ハーとメッサーラの友情や舞台背景が延々と描かれている最初の数十分、
正直うとうとしてました。
でも、ベン・ハー家の屋根瓦が新総督のもとにガシャーン!!と
落ちたところでビクッ!と覚醒。
それ以降は最後まで作品に惹きこまれました。


とにかく、私はこの3つに圧倒されたんです。


■主人公

ベン・ハー演じるチャールトン・ヘストン氏がむちゃくちゃイケメンだった!!(笑)
そんなイケメンの彼が、友人メッサーラへの憎悪で目が悪魔みたいになるんです。
あの目で見られたらメデューサも石化するんじゃっていうくらいの怖い目。
スクリーンいっぱいに映る彼にホレたりビビッたり、鮮烈な人でした。

$エンタメブログ@生活に潤いをもたらすもの。-ベンハー

どこから見てもイケメソのチャールトン・ヘストン


■音楽

オープニングは前奏曲で圧倒されましたが、その後も同じような
勢いで音楽がジャンジャン鳴ります。
当時のローマ帝国の強さが伝わってきました。
目覚まし時計に爆音でセットしておくと、まず二度寝はないと思います。


■映像

作品後半に出てくる戦車競争のシーンが、
言葉で表せないくらい超ド迫力!!!でした。
口をポカーンと開けたまま瞬きもせず、身を乗り出して見たシーンは
これが生まれて初めてです。
隣の中年女性がなぜかこのシーンから菓子パンを食べ始め、
プラ袋のカサカサという音と甘い香りをまき散らしてました。
この恨みは一生忘れません。



動画で「おっ」と思った方は、ぜひ映画館で全編をご覧になることをお勧めします。
4月からの「第三回 午前十時の映画祭」でも地域によっては上映されるようですよ。


私も映画館で鑑賞できたから、迫力ある映像を100%堪能できたのだと思います。
映画館で見る意義が改めてわかった作品です。
久しぶりにまた午前十時に行ってみようかな。


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