好きなのに
忘れていた
こと、
もの、
(ひょっとして?) 人・・・
なんて ありませんか?
去年の12月、偶然にも
登山されている方々のブログに行きつき、
自分も登山が大好きだったことを思い出しました。
好きな事を忘れるなんて、
ありえない様で ある・・・
1年くらい 私の記憶から消滅していたような・・・
K2登山などといった 世界最高峰登山経験者の
小杉さんに出会ったにもかかわらず・・・
(パリダカ、いいじゃないですか~頑張って!と言ってくれた彼です。)
きっと彼は、歩いて 「宇宙空間」 へ行った人だからかもしれません。
空気の層が薄くて、
顔の皮膚が 溶けそうなほど
太陽の光がオーブンの様に熱い・・・
彼の登った山のてっぺん 宇宙空間は、
そんな太陽直射の空間だそうです。
それは、私の登山の域とは違いすぎて、
彼の世界に没頭していました・・・
私の 「好き」 どころではない程に。
そういうわけで、
山が好きな事を思い出させてくれた 登山を愛するブロガーの方々、
心から感謝します
これは、「オレゴン富士」 こと、 Mt. HOOD
17年ほど前の日本在住時代、
富士山に登ったことがあります。
無計画、日帰りで・・・(-_-;)
多くの方は、計画を立て、宿泊付きでご来光を拝みに行くと聞きました。
ん~無知って、恐ろしいというか、すごいというか、
何にも考えないでやっちゃうんですね・・・
でもちゃんと理由が・・・
アメリカ人の友達が
いきなり、
「日本にいる間に、有名な富士山に登りたい
私の父がきっと誇りに思ってくれる!お願い一緒に登って~」と 懇願。
ハッキリ言って、もう残り滞在日数ない・・・
「な~んでもっと早く言わないんかいなぁ~山を甘く見ちゃぁ~いけないよ・・・でも
父さんに褒めてもらいたいのねぇ・・・ う~~ん・・・わかった!明日決行!」
つい情けで言っちゃった・・・
でも、
時にはその思考のない決断は
最善の決断となる時もある。
「タイミング」に乗っかって 動き、またそのエネルギーの流れが
実は大好きだったりします。
私はコロラド州在住時代、マラソン選手Qちゃんがトレーニングしていた街、
ボールダーのマウンテンパークで
ナチュラリストとしてボランティアをした経験もあり、
ネパールでトレッキングに行った経験もあり・・・
山についての知識が無きにしも非ず・・・
昔の知識と経験を 急きょ「登山装備」として
日頃鍛えていない体には相談せず、
「大丈夫、神様もついている!」と 勝手に神も道連れにして
富士山目指す。
当時千葉に住んでいた私は、東京にステイしていた彼女を車で拾い
運転していきました。
・・・ってことは、帰りも運転。 片道3時間半~4時間・・・往復7、8時間・・・
「行は よいよい~ 帰りは 痛い~~」 は、下山後心配すればよい。
信念を貫いたお陰でしょうか~
天候にも恵まれ、(もとより天候は晴れと決め込んでいたけれど~)
一瞬、他人の酸素ボンベを奪いたい自分の殺気を感じたりしたけど・・・ な~んてね~
お陰様で、全て順調。
富士山頂に立つことが出来たのでした!
アメリカ人の友も、ゼイゼイ言いながらよく頑張った!
でもまだ終わりじゃない~~~
家路があった…
アクセル踏む足の筋肉が
プルプル、ブルブル、ピクピク・・・勝手に動いてるよぉ~~
生きものみたい・・・・・動きっぱなしだよぉ~~
ついでに大渋滞に巻き込まれ、もうろうとなりながら
頼りの綱は 「気力」 だけ。
「あらゆる武道で学んだ精神鍛錬の成果よ、
今ここによみがえれ~」 と、呪い師に変貌の私・・・
そのかいあってか、ちゃんと友人を送り無事帰宅。
朝4時に始まり、夜10時半ごろ終わった私の1日。
すさまじきかな・・・
睡眠不足、体力不足にもかかわらず、「いやあ~自分、すごいかも!」
と、自分の体と魂の調和のなせる業に感動~
あの時ああやって富士山を目指すことが出来、
彼女には心から感謝しています。
何しろあれ以来、未だに富士に登る機会はやって来ていないんですから!
人生、逃してはならない「タイミング」というものがあります。
思考を飛ばし、動き始める自分に ただ従う。
タイミングという列車への ---
切符はない
時刻表もない
待ってもくれない
だから、微かな汽笛 キャッチして。
それではまた、お会いしましょうね~