パレスチナ紛争が再燃してしまったことを憂慮し緊急再掲しました。
いとうせいこう『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』#読了
— Norio Kanno (@kotodama19999) June 19, 2021
世界の矛盾が凝縮された場所――パレスチナ。
「国境なき医師団」を取材しているいとう氏のリアルな描写に足がすくむ。ニュースだけではわからない現実。
市民の願いはただ一つ。「平和」だ。 pic.twitter.com/vrZlFY6D1h
つかこうへい「あえてブス殺しの汚名をきて」#読了
— Norio Kanno (@kotodama19999) October 8, 2023
初期の”戦パパ”では日韓慰安婦問題を強烈に風刺し、”ロックオペラ サロメ”で新境地を開いた。脂が乗り切ったころの“熱海殺人事件”や“蒲田行進曲”の大ヒットを受けての初エッセイ。これで家賃が払えると安堵する姿が興味深い。 pic.twitter.com/MZ61WoU9A1
フランソワーズ・サガン「悲しみよ こんにちは」#読了
— Norio Kanno (@kotodama19999) September 21, 2023
サガン18歳の時の処女作。主人公セシルの奔放さは自己を投影したものか。シーンのひとつひとつが詩的で絵画的。一方で情熱的で大胆に官能的に描かれている。大人への憧れと失望、屈折した感情と倦怠感。10代の頃を思いださせてくれた。 pic.twitter.com/vgkjttjrt6
逢坂剛「百舌の叫ぶ夜」#読了
— Norio Kanno (@kotodama19999) September 19, 2023
私の頭が悪いせいかとも思ったが、なるほど読者を困惑させるのが逢坂さんの狙いであったようだ。時系列が前後するエピソードが後半一気に、まるで積水の決壊の如く押し寄せる。全てが明らかになった今、もう一度再読したいと思った。 pic.twitter.com/gewAugRRZT
#食わず嫌いシリーズ⑦
— Norio Kanno (@kotodama19999) September 16, 2023
宿野かほる「ルビンの壺が割れた」#読了
短いし非常にコンパクトな本。休憩時間にちょっと読むには良いサイズかも。しかし、帯に書かれた大どんでん返しは言い過ぎ。SNSでのDMがメインという現に今進行している話しという感じ。 pic.twitter.com/ZxsGBujdI3
伊岡瞬「代償」#読了
— Norio Kanno (@kotodama19999) September 7, 2023
読者垢のかたにおすすめした以上、自分でももう一度しっかり読んでみようと思い久しぶりに再読した。書評家の香山氏は解説の中で、後味の悪い嫌なミステリー、通称 “嫌ミス” の典型と評している。しかし後半のリーガル・ハイの部分から一気に沼るのは10年前と同じだった。 pic.twitter.com/o8GElfsuYV
安部龍太郎「家康」#読了
— Norio Kanno (@kotodama19999) September 4, 2023
長編戦国小説第一巻。今川の下で人質となった元康。瀬名との出逢いから信長との清洲同盟、宿敵、武田との三方ヶ原での壮絶な戦さまでをドラマチックに描いている。全八巻。現在NHKで放送中の大河ドラマ #どうする家康 が百倍面白くなる事うけあいです。 pic.twitter.com/c3t6r5iMLT
冲方丁「天地明察(上)」#読了
— Norio Kanno (@kotodama19999) October 15, 2023
出自が清和源氏ゆかりの畠山氏に因む春海。彼は帝からある勅命を受ける。ときの五代将軍綱吉が生類憐みの令を発布する前。会津藩邸での保科相手の碁打ちの身から一転、三十数年をかけた星座観測隊の旅に出る。
引き続き(下)を読みます。 pic.twitter.com/2lQlyK8VYB
冲方丁「天地明察(下)」#読了
— Norio Kanno (@kotodama19999) October 20, 2023
中国と日本には1時間の時差がある。その解明に半生をかけた算学者の物語。しかしそれよりも、別の道を歩むしかなかった少年と少女が、互いに若くして伴侶を亡くしたあと劇的に再会。独身の頃の気持ちを取り戻して再婚するサイドストーリーに胸が熱くなった。 pic.twitter.com/sTYuoH1MpP
宇野千代「薄墨の桜」#読了
— Norio Kanno (@kotodama19999) October 26, 2023
香典のときにしか使わない薄墨だが、樹齢千年を超える老木の桜も敦煌の水墨画の様な見事さに違いない。物語に登場する、莫大な資産を形成した老女と訳あって養女となった美しい娘。そして、その娘に想いを寄せる青年。結末では、その恋が悲壮にして崇高に描かれていた。 pic.twitter.com/L32S6sROI9
山本有三「路傍の石」#読了
— Norio Kanno (@kotodama19999) October 5, 2023
作者が第一部の途中で筆を折ってしまったのは、2・26事件など世情が怪しくなってきた頃で、官憲の検閲が厳しくなったためだ。戦後もGHQからのクレームで未完となった。もし続きが読めるのであれば、平和になった世での吾一とおよねの甘酸っぱい展開に浸りたいものだ。 pic.twitter.com/wAQVjk6s75
山田太一「終わりに見た街」#読了
— Norio Kanno (@kotodama19999) September 26, 2023
あの時代、飢餓・空襲・強制疎開、表向きは隣り組と称する相互思想監視、そして言論統制。硫黄島を攻略し、補給基地としたB29が空を埋め尽くし、雨の様に降り注ぐ焼夷弾によって家族の無惨な姿を垣間見た男。自分が息絶える間際に悟ったこととは……。 pic.twitter.com/ecHswVacSk
