先日、北京で活躍されている建築家の
迫さんと会食させていただいたのですが、
http://ja.wikipedia.org/wiki/迫慶一郎
日本語が話せる中国人の多くは、日本のマンガがきっかけで
日本文化に興味を持つのだそうです。
我が国が誇るマンガは、外交までやってくれているというわけです。
中でも人気なのが、ONE PIECE・・・・・
そこからはマンガ談義になり、
大人もONE PIECE と キングダムは読んだ方が良い!
と強く押され、善は急げということで、
早速、キングダムを1巻~33巻まで一気に読破。
※キングダムは、始皇帝が中華統一を果たすまでのドラマです。
ONE PIECE
http://p.tl/kU61
キングダム
http://p.tl/MXAM
読み終わった時点で、この二つのマンガが爆発的に売れている
理由や、主人公のマネジメント手法に、何やら共通点らしきものが
うっすら感じられました。
そこで強引にまとめたのが下記です。
●ONE PIECE と キングダムの共通点
1:部下が主人公に対して、みんなタメ口
どちらも高圧的なボスマネジメントしていない
2:目標がわかりやすくて明確
ルフィーは「海賊王になる!」
キングダムの信は「天下の大将軍」
3:自分が未熟であると自覚している
時に敵にボコボコにされながらも
仲間を助け、助けられ、徐々に成長している
4:敵が強敵でキャラが立ってる
目標がデカいから憚る壁も高い
5:どちらの主人公も孤児である
たたき上げの苦労人なので、やたらと苦境に強い
6:美女の存在
常に美女と行動を共にするが、肉体関係は無し・・・
6番は蛇足でしたが、以上の共通点を加味しながら
強引にまとめると・・・
小さい頃から苦労しているので
人の痛みをよく理解し、仲間想い。
決して上から目線でなく、気さくな間柄で、
普段は頼りなくて、みんなから心配されてるけど、
いざとなったら仲間を助けるべくリーダーシップを発揮し、
メンバー全員で共通の大きな目標に向かって、
どんな困難も力を合わせて克服する。
そんなリーダーが率いる組織。
と、なりました。
これが日本中、世界中でウケているということは
求められているのは、完璧なリーダー像ではなく、
泥臭くて、人情が厚いリーダーということになります。
ということは、そういう組織を目指せば、
人が集い、個々の個性を発揮できる強い組織がつくれるのかも
しれませんね。
目指す価値は、ありそうです。
次は、ONE PIECE 全72巻に挑戦します。(多すぎて目眩がしますが・・・)
それにしてもマンガもバカにできないですね。
ビジネス書に疲れたら、たまにはマンガからも学びましょう!