本日は、半蔵門にて『國柄を學ぶ月例講座』で『和歌創作講座』を行はせて戴く。
 明日が日本海中野支部主催で葛城奈海さんによる「萬世一系こそが、君民一體の核心」といふテーマの講演會が中野であり、そこで私も「御皇室と和歌」といふテーマで15分程お話をさせて戴く。
 來週は、19日の水曜日夜に『復活和歌創作講座』をさせて戴く。
 再來週には、京都三上邸『先代舊事本紀勉強會』『詠歌本紀』をさせて戴く。又、其の前日は、六月晦日の傳承文化研究所主催の第24囘「夏越大祓行事」の先導の爲に伊勢神宮に行つて御垣内參拜をさせて戴き、己れの心を淸めを行ふ豫定にしてゐる。
 現在、多くの行事を正しく行はせて戴くために、その準備に追はれてゐるが、6月晦日の夏越の大祓行事のご案内をさせて戴く。
 
 ◇ ◇ ◇
 
令和六年傳承文化研究所
 第24囘「夏越の大祓行事」


◇開催日時 令和6年6月30日(日)
 開始 午前7時45分より午前8時20分終了
 集合 午前7時半集合
 
◇行事會場 明治神宮本殿前

◇集合場所
 明治神宮南殿御手水場前

 (原宿駅側からの御手水場です)
 
◇目的
 令和六年六月晦日に開催されます、第廿四回「夏越の大祓行事」には、多くの方々に御參集戴き行事を齋行できたならばと願つてをります。
 傳承文化研究所では、毎年の六月晦日に、夏越大祓行事を明治神宮で行つてをります。この六月晦日に行ひます大祓行事は、この令和六年前半に起きた樣樣な半年間の罪穢れを祓ひ淨め、殘り半年間の日々を正しく生くるに重要なものです。
 私達が行つてゐます大祓行事は、現在神社が毎年行つてゐる大祓神事とは少し違ひます。いま神社で行はれてゐるのは個人の罪汚れを對象として行つてゐます。
 しかし、本來の大祓行事は個人の祓ひを行ふものではありません。大祓行事とは、
天下萬民、社會全體を祓ひ淸めることを目的としたものです。
 私達日本人は古來より人間關係を非常に大切にし、緊密な生活共同體を形成してきま
した。單に個人だけが良くなることを願ふのではなく、共に生活する人々が皆な健康で
豐かになることを願ひつゝ生きて來たのです。
 大祓行事は、『日本書紀』や『古語拾遺(こごしうい)』等から考へるに、既に遙か上代の時代から
行はれて來た儀式です。御皇室や伊勢神宮に於ては重要行事の一つで、平安時代には、大内裏(だいだいり)朱雀門(すざくもん)の前で、親王以下百官男女を集め、中臣氏(なかとみうじ)が大祓(おほばらひ)詞(ことば)を唱へ、忌部氏(いんべうじ)が
祓ひ淨めてゐました。その奏上する「大祓詞」は、中臣氏の祖先天兒屋根命(あめのこやねのみこと)の作と
傳へられてゐます。この祝詞は、天之岩屋戸に天照大御神が籠もられた時に作られた
祝詞で、一切が暗闇となつた時、その光を取り戻すために創られたものになります。
 この美しくも氣高い國に光を取り戻すために、朝の一時間を使つて皆さんと御一緒に
『大祓神事』を行ひませんか。
 私達が行ふ大祓行事は、至つて簡單です。人間のみならず、この地球上の生きとし
生けるものの犯した罪や汚れを祓ひ淨めることを御一緒に明治神宮の本殿の前で心を
合せて奏上するだけのものです。くどいかも知れませんが、この大祓祝詞によつて、
神樣や自然、そして自分を取り巻く一切の生きとし生けるものに感謝して、大祓祝詞を
みんなで奏上するだけのものです。
 神職の方々は獨特の節囘しで奏上されてをられますが、私達はそれを眞似することは
ありません。みんなで
「一切の生命に
 感謝の思ひを籠めて、
 ゆつくりと唱える」

だけなのです。
【拙歌】
晦日(つごもり)に淸淨(きよ)め唱ふる大祓
 明かき國なる世をや願はむ


◇參加費   資料代 一千円
 *資料は大祓式の解説書と祝詞集になります。
 
◇プログラム
 *午前七時三十分   大祓行事についてのお話
 *午前七時四十分   明治神宮本殿前に移動
 *午前七時四十五分  大祓祝詞奏上開始
 *午前八時〇〇分   大祓祝詞奏上終了
 *引續き 明治神宮大太鼓&祝詞奏上拜聽
 *午前八時二〇分   解散
 *午前八時五十分   有志のみ朝食會
 
◇服装  できればネクタイ着用・和装可
 
◇主催 傳承文化研究所

◇お問合せ・參加申し込み
*メールにての申込のみ
*denshobunka.jimu@gmail.com