先週の日曜日。

息子が1歳の誕生日を迎えました。


1年前、在胎30週で突然出てきてしまった息子。

体重1549gのちっぽけな体で、「未熟児」の名の通り呼吸も消化も機能は未熟でした。

※今は医学的には未熟児という言葉は使わず「低出生体重児」と言うそうです。


ミルクは1回6㏄しか飲めず(口に入れたチューブから接種)、排せつも自力ではうまくできず、体温調節もできないため1ヶ月間は保育器から出られませんでした。


私は私で産後まもなく帝王切開の傷も癒えないうちから炎天下の道のりを片道1時間半かけて病院まで通う毎日。

そして3時間おきに搾乳するものの搾乳できる量は日に日に減って、出ないのに夜中にアラームセットして搾乳するのが辛くて。


そんな日々からもう1年。


ちゃんと育つのか、何歳くらいで正期産の子に追いつくのか、頭の形は目立たなくなるのか…色んなことをたくさん心配したけれど、今では約10㎏のビッグベビーになりました。

出産の時期が近い友達が何人かいるけど、その正期産の子たちをほとんど追い抜かしたよ…


頭の形が心配、というのは、未熟児は本当は胎内にいる時期にベッドに顔を横を向けて寝かされるので、まだ柔らかい頭蓋骨の側面が平らになって、頭が細長くなるのです。

「ちびまる子ちゃん」の永沢くんみたいな感じ?

(私の親は「出川みたい」と言っていた)

顔の造作のアンバランスさと相まって、宇宙人みたいな顔…。

いつごろ目立たなくなるんだろうと気掛かりでネットで検索してみたら、たくさんの未熟児の親御さんが赤ちゃんの頭を「宇宙人みたい」と形容していて笑いました。

思うことはみんな同じなのねー。

誰も宇宙人は見たことないはずなんだけどね。


で、その頭の形、退院するときに主治医に聞いたら「小学校にあがるころには目立たなくなる」と言われて「そんなに先なのーー!」と思ったのだけれど、今はもうすっかりわかりません。

絶壁にもならず、きれいな頭の形をしています♪


退院時には「未熟児で生まれた子はちょっと熱が出たと思ったら急激に悪化することもあるから気を付けて」と脅されたけど、幸い特に病弱でもなく、元気に大きくなっています。


体重はともかく発達の面では1歳にはちょっと達しないところもあるけれど、ちゃんと成長しているから大丈夫。

好奇心いっぱいでニコニコ愛嬌のある子に育ちました。

まだ性格はよくわからないけど、おっとりマイペースかな。NICUに入ってるときからマイペースだったらしいから。


男の子だから娘に比べて力が強い強い!

これから歩くようになったらやんちゃな暴れん坊になりそうで、怖いような楽しみなような。

おおらかでたくましく育ってほしいなあと思います。


元気に大きくなってくれてありがとう。