キューポッシュメイキング編② | コトブキヤふぃぎゅあブログ

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皆さんこんにちは、原型課の中邨です。

台風シーズンに突入していますが、強烈なのが実家の方に直撃してちょっとドキドキでした。


早いもので前回ブログを更新してから半年もたってしまいました。(前回のはこちら


さて、今回はキューポッシュの原型課でのお仕事をちょっとだけ紹介しようと思います。

それでは予約受付中の
「キューポッシュ佐倉杏子」の例を見てみましょう。

中国工場に原型を送ると、数週間後に画像の様なキャストに置き換えられたベリ原型というものが送られてきます。

ベリ原型って何?という方はこちらご覧ください)

http://ameblo.jp/kotobukiyaf/theme9-10057761633.html
この原型をもとに金型を製作するわけですが、一度この状態で可動や形状など問題がないか開発課の方にチェックしてもらいます。


今回の場合は、腕を上げると脇の関節が外れてしまうという問題が発生しました。

可動が売りのキューポッシュですので、これはよろしくありません。早速修正しましょう。


どうやら両腕とも軸穴の横幅が狭いのが原因のようです。というわけで画像の様に縦長の円から正円に近い形に受け軸の形状を加工して、広げてあげます。

まずは可動範囲を広げる為に、両端をデザインナイフで削ります。

当然、削るとモールドも無くなってしまいますので・・・

ポリパテを使って作り直します。両サイドを中心にパテを盛り付けます。

10~15分待って固まったら、少しづつ盛ったり削ったりを繰り返しながら、形を出していきます。



大まかに形が出たら紙やすり等で表面を整えつつ、細かいモールドを彫り直してあげます。
最後に本体と腕をくっつけて動かしてみて、可動に問題ないか確認します。
これなら大丈夫なようです。反対側も同じように加工して終了です。


この修正によって、こんなポーズも取れるようになりました。

 

いかがでしたでしょうか?こんな感じで原型課の中では、可動の微調整や形状の修正などをしています。

また機会がありましたら、ちょくちょく社内での作業の様子を紹介していきたいと思います。

「キューポッシュ 佐倉杏子」11月発売予定です。

是非さやかちゃんと並べてあげてくださいね。

よろしくお願い致します。

 

©Magica QuartetAniplexMadoka Movie Project

 

 

※掲載画像はサンプルのため、商品の色味が若干異なる場合がございます。

※また、撮影の条件・お使いのパソコンの環境などによって、色・見え方が違う場合がございます。