NAOKI氏にコメントいただきました ~コボルド&シュトラウス誕生秘話~ | コトブキヤ フレームアームズ ブログ

コトブキヤ フレームアームズ ブログ

 
 
 
 
 
メカニックの超精密造形を目指してきたコトブキヤが提案するオリジナルロボットモデルシリーズ。その最新情報をお届けします!

こんにちは。初めまして。柚木です。


今回はシュトラウス&コボルドの原型を製作されたNAOKI氏よりコメントいただきました!


超多忙な中寄稿いただきありがとうございますm(  )m


製作途中の原型画像と併せて、コボルド&シュトラウス誕生秘話をご堪能ください。



こんにちは、NAOKIです。

ラピエールに続き、シュトラウス&コボルドのデザイン/原型製作を担当させて頂きました。



前回原型チーム糸山さんの方からシュトラウス&コボルドのカラーリングについて

お話してくださったので、今回は自分の方からデザインにまつわる話を。。。


まず、企画/発注の段階では、人型も揃いつつあるのでそろそろ雑魚メカ的なものが

欲しいよね、という話になりまして。

ならばせっかくフレームがあるものなので、これを活かして人型とは違う方向性のものを

作ってみようという事になりました。


この段階でシュトラウスのコンセプトが出来上がったワケですね。



コトブキヤ フレームアームズ ブログ

↑製作初期段階のシュトラウス。関節を前後逆にした脚フレームに

上腕フレームを接続し、異形のFAとしてデザインされた。

使用するフレームも余剰パーツが出ないよう配慮されている(柚)



もうひとつ。

フレームアームズは読んで字の如し、フレームに外装を取り付けて完成させるシリーズで、

フレームが共通であるが故に非常に互換性、自由度の高いシリーズです。

これまでは各部位単位での互換性ぐらいしかフレームを活かす機会がありませんでしたが、

もっと自由度の高いパーツ単位での『組み換え遊び』が出来ても良いんじゃないか?と提案させて頂きました。



この段階で『組み換え』のコンセプトが浮上するのですが、これは人型ではなかった事が良い方向に

作用したと思います。

人型同士の互換だとどうしても部位同士の交換以上の事は難しいですからね。


当初は『鳥脚型』から『人型』へ、組み換えが一体で完結する簡単なものだったのですが、コトブキヤさんからの

『どうせなら二体合体で人型になるようにしましょう!』

という、ありがたくもハードルの高いお言葉をいただき(笑)ここではじめて『合体』というコンセプトが

浮上し、シュトラウスの相方となるコボルドを製作する事になったのです。


コトブキヤ フレームアームズ ブログ

↑組み換えの面白さを提供するギミックとして、

NAOKI氏より提案された人型形態(ヴァイスハイト)。

コメントの通り、企画当初はシュトラウスからのパーツ組み換えで

再現可能というシンプルな構成だった(柚)


シュトラウスのデザインコンセプトが『脚』ならコボルドは『腕』です。
そこから各々モチーフを盛り込みつつ、なおかつ合体後のデザインを鑑みて、行った戻った

盛った削ったを繰り返し、二体+一体が生まれました。



コトブキヤ フレームアームズ ブログ

↑コンセプトが固まったばかりのコボルド。外装がほとんどない状態だが、

脚フレームを用いた腕部のボリュームが圧巻。

初期案で人型専用だったソールパーツが転用されるなど、

組み換えギミックがより深みを増した(柚)



ヴァイスハイトについては、ただ二体の雑魚メカが合体して人型になるのも芸がないと思い、合体前後でも

方向性の違う、意外なほどヒロイックなデザインにしてみました。

なおかつ既存のFAとのデザイン的な互換性にも腐心しましたので、

二体で完結するのではなく既存のシリーズとも絡ませて楽しんで頂ければ幸いです。


こういう遊び方が提案できるのも自由度の高いフレームアームズだからこそ。

皆さんも自分が気付かなかったような

『オレシュトラウス』 『オレコボルド』 『オレヴァイスハイト』を作って驚かせてください。