週末、土木学会選奨土木遺産としても認定されている「万世大路」に足を運び、写真家・山崎エリナさんと一緒に写真撮影をするというツアーに参加させていただいた。

２０名限定のこのツアー、私は最後の１名として滑り込み参加。集合場所に行ってみると青森や長野の知人がはるばる参加して下さっていてびっくりした。

午後から雷雨の予定だったので中断もありえると思っていただが、奇跡的に雨に降られることなく終日景色や撮影を楽しませていただいた。

こんな感じで老若男女２０余名が一緒に歩きながら登っていく。

昭和４０年代に稼働していたというスキー場のリフト跡。絵になる。

こちらも同様。鉄の構造物の中心部に木が生育しており、放置されてからの時間の経過が偲ばれる。

一瞬だけ開けた景色。この道が造られた明治時代も同じような景色だったのだろうか、と思いをはせる。

そして途中から何か所かに現れた石垣。私は好きなので何枚も写真を撮ってしまう。

そして休み休みの約１時間でたどり着いた、本日のメイン「二ツ小屋隧道」。

私は１０数年ぶりの対面である。明治時代の建設時はもっと小さなトンネルだったが、昭和初期に自動車が通れるようにと今の姿に。

素直に美しいと思う。

中に入って向こう側まで進む。

反対側坑口近くにはこのように大きな欠損箇所が。その向こうに緑が見える。

反対側坑門。

中から撮るのも美しい。

トンネル撮影終了後に支給されたお弁当。結構歩いて空腹だったので、実に美味しかった！

ちなみにこの二ツ小屋隧道は、かつて今村昌平監督の映画に登場したことがある。以下を参照にしていただきたい。

一旦山を下りて、バス移動した後にこちら新沢橋も見学。こちらは初めて。

アーチが美しいのだが木が多すぎて撮影ポイントを探すのが難しい。

そして最後に立ち寄った、地下水の汲み場。非常に冷たい水で、顔を洗うと気持ちよかった。

よく見ると屋根はトンネルの支保工で作ってある。

山崎エリナ先生の一番弟子（？）として、今回撮った中で私なりにもっともよかった一枚がこちら。

ちょっとブレた感がいい。と思うのだが。

万世大路を撮る