来月早々の土木学会全国大会期間中の3日(火曜)、私も委員の一人としてごくごく微力ならが活動させていただいた「土木の魅力向上特別委員会(2023年度会長特別プロジェクト)」が主催の「土木の魅力向上シンポジウム ~東北から届ける、土木の魅力~」が開催される。
詳細は以下。
その中の第2部「黒部『47.2』・『175』との闘いと、最先端の土木工事」において、私も登壇させていただくことになっている。
HPに記載の【主題】は以下の通り。
1963年の完成から61年の歳月が経過した黒四地下発電所や、その下流に引き続き建設された新黒三発電所の水路トンネル工事は、急勾配の水圧管路や、高熱隧道に直面する難工事でした。そこに若き技術者として現地で施工を経験した太田資倫さん。2023年度会長特別プロジェクトの一環として、土木アーカイブWGでは、黒四・新黒三の施工に当時携わった5名の方にインタビューを実施し、動画に残す取組を行いました。今回のシンポジウムでは、仙台在住の太田さんに登壇いただき、動画の中で出てくる『47.2』、『175』という印象的な数字をテーマに、その裏側も含めたエピソードを語っていただきます。
一方で、現在秋田県で施工中の「成瀬ダム」は、日本最大級の台形CSGダム。自動化施工など、様々な最先端の技術を駆使し、これまでのダム施工の常識を変えるようなイノベーションが起きています。そのほか、東北各地で取り組まれている、様々な新しい取り組み事例についてもご紹介します。
本セッションでは、土木史に学び、その偉大さを改めて知ることと、最先端の技術のことを知ることで、未来に向けてイノベーションを起こすことの重要性について改めて考えてみたいと思います。
先日紹介した動画でインタビューに答えていただいた太田さん
過酷な高熱隧道を含む生の話を収録~「黒四インタビュー」の動画公開 | 寿建設 社長ブログ (ameblo.jp)
に登壇いただくにあたり、仲介役として少しだけ口添えさせていただく役割。
タイトルにある数字、想像を絶する47.2°という急傾斜のトンネル、そして最高摂氏175℃の岩盤を貫く高熱隧道の建設現場はいったいどんな状況だったのかを少しでも引き出せるように務めたいと思う。
そんな貴重な話が参加費無料で、対面参加、オンライン参加ともに可能です。
ぜひ以下よりお申込み下さい。
「土木の魅力向上シンポジウム ~東北から届ける、土木の魅力~」の開催(2024/9/3(火):仙台) | 土木学会 2023年度会長プロジェクト 土木の魅力向上特別委員会 (jsce.or.jp)