フィロソフィ | 寿建設 社長ブログ

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福島県福島市にある建設会社です。
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「フィロソフィ」という言葉をご存じだろうか。
一言でいえば「哲学」「思想」ということになろうが、もう少しかみ砕くと「考え方」と言っていいと思う。
企業がそれぞれのフィロソフィを明文化し、社員教育に活用している事例も多々ある。

京セラの稲盛和夫さんにより世に知られることになった言葉だと思う。

先月、宮崎県都城(みやこのじょう)市の市長さんの講演を聞く機会があった。
この市長さんは市役所にこの「フィロソフィ」を導入して意識改革に務めるという取り組みを継続的に続けてきたという話を、市長ご本人から聞かせていただいた。

以下がそのコンセプト。

私たち都城市役所職員は、市民の皆様に「都城市が日本一の市(自治体)である」と思っていただけるよう、職員全員が同じ方向を向いて仕事にまい進するための指針を示した「都城フィロソフィ」を策定しました。
職員一人ひとりの「都城フィロソフィ」の実践と、さらなる人財育成による組織活性化を図ることで、都城市民の皆様の幸福と都城市の発展を目指します。

 

「フィロソフィ推進課」という部署を作ったというのだからかなり強い意志が伺える。


そして、その成果として「ふるさと納税」寄付額日本一(令和4年で196億円!)、農業産出額4年連続日本一、人口減少社会の中で移住者の急増(令和5年で3,710人)などなどという驚異的な数字を出しているという。
衝撃を覚えるほど驚いた。


都城市のフィロソフィは、インターネットで文章だけでなく、動画や音声などでも公開しているのでぜひご覧いただきたい。
https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/soshiki/108/61286.html

30項目ある都城フィロソフィの一番最後に「コンセプトを立て、戦略的に行動し、結果を出す」とあった。

役所で「結果を出す」という方針を打ち出し、実際結果を出したということになるから驚きだ。

2番目は「あいさつが全ての基本」であった。
以下その説明文を転載するが、こうした心持ちを持つことが行動につながるということを強く認識したい。


あいさつが全ての基本です。あいさつは、社会生活を営む上で欠かせないものです。したがって、簡単なあいさつすらきちんとできない人が、難しい仕事をすることなどできません。
どんなときでも、相手より早く、自ら笑顔であいさつする姿勢を持ち続けることが重要です。
あいさつによって、する側もされる側も、気持ちよく一日を過ごすことができます。職場においても、あいさつをきっかけとした会話で、さまざまな情報や仕事のヒントを得ることができます。
あいさつは、より良い人間関係を 築く第一歩です。職場環境を良くし、職員の資質をより一層高めるためにも、あいさつに心を込めることが大切です。

 

衝撃的な都城市長さんの特別講演は以下でご覧いただけますのでぜひ!

三方良しの公共事業推進カンファレンス 2024 宮崎(1)開会挨拶~特別講演 - YouTube