熊本の美しすぎるつけそば「富喜製麺研究所 菊陽店」の鰹昆布水つけそば大盛無料(300g)
先々週はメチャクチャな週やった。
木曜の10時半に長崎は諫早で待ち合わせだったんだが、伊丹から長崎空港の始発では長崎到着が10時40分と全く間に合わない。
始発の新幹線で行くのもハード過ぎる。
なので水曜の夕方に会社を出て諫早で前泊することになった。
わーい、長崎新幹線(正確には西九州新幹線というらしい)に乗れる、と思ったのは良いが、新大阪から「さくら」に乗って博多経由で新鳥栖までで3時間弱、遠い。
そこで10分電車待ちして特急で武雄温泉まで30分、向かいのホームに「かもめ」が停まってたので乗り継いで15分で諫早、長崎に行くは更に5分で着くらしい。
その武雄温泉で撮った「かもめ」、新しい新幹線で非情にきれいな車体。
時間が20時くらいだったので乗客はほとんど居なかったけど。
諫早で降りて全体像を撮影。
ちなみに諫早駅改札に行くとペーパークラフトというのか、段ボール? みたいなので造った「かもめ」が置かれてた。
それは良いんだけど、たった15分、長崎でも20分しか走らない新幹線って意味ねぇ!!!
新鳥栖からそのまま佐賀を通って武雄温泉経由で諫早に行った方がどんだけ楽チンか。
新大阪から乗り換えなしで行ける方が良いに決まってる。
なんでも何もないことを分かってる佐賀人が通過されるだけを嫌って新幹線駅を反対してるとかいう話であるが、それは確かにそうだ。
佐賀に降りる人は居ないであろう、だって本当に何もないんだし。
だけど兵庫でいうと西明石や相生で乗り降りする人は居ない。
岡山の新倉敷で降りる人も居ない、広島の新尾道を使う人も居まい、東広島も。
山口は新岩国や徳山はまだ企業があるから使うかもしれんがほぼ機能不全だろ。
新山口って山口の要そうな響きに聞こえるが、これ全く必要性感じんし、人の乗り降りないし、政治以外の何者でもないだろ。
だから佐賀も新幹線駅造りゃ良いんだよ、逆に言うと佐賀の人が広島や関西に行くのを邪魔してるんじゃないの。
ただ建設費用の負担がでかすぎるという話であったので、佐賀市近くに住む人は仕方ないと思うかしれんが、唐津に住む人には全く関係ない話やもん、県民一致は難しいねぇ。
と、初めて乗った長崎新幹線があまりにももったいなかったので物申した。
前にも来たが、諫早駅は最新の駅で、周りの町は昭和やけど、地元諫早出身の草場道輝センセのキャラクターがお迎えしてくれる。
「第九の波濤」に「ファンタジスタ」やね。
それはさておき、諫早から熊本にまで移動したこの時の最後の昼ご飯。
一泊した次の木曜は諫早で仕事を終えて夕方に熊本に移動して金曜は朝から熊本で活動。
昼からの熊本空港の近くのお客さんが最後だったので、昼ご飯食べたら空港に登坂するだけ、くらいのルートにした。
となると麓の菊陽町のあのラーメン屋さんに行ってみるか。
・富喜製麺研究所 菊陽店:鰹昆布水つけそば1000円・大盛無料(300g)
この店はR57バイパスにあるんだが、表からは見えない、表ではなく一本裏にある。
ワタシはR57の菊陽町の表に面してるマ〇クでPC作業することが多いので、たまに入るのだが、裏の駐車場にこの店を発見したのが昨年11月、丁度開店したばかりだったみたい。
その時はお昼食べてたのでスルーしたが、後から見たらこれまた透明な美しすぎるつけ麺(ラーメンではない)だったので、つけ麺食べないワタシでも行ってみようかと思った、何事も経験やね。
着いたのはまさにお昼時、混んでたらどうしようと思ったが、それ程でもなかったのはいくら半導体工場造ってるとはいえ、平日の昼間やからか。
平日より土・日が混雑店なんかもしれん。
画像通りに周りにテーブル席をカウンター席で囲む形。
メニューこんなん、フラッグシップはつけそばでしょう、中華そばはNo.2扱いやね。
ラーメンはこの二つであとはセットメニューでチャーハンかチャーシュー丼が付くかトッピングを足すか。
ワタシはつけ麺派ではないが、麺が鰹と昆布の出汁に(鹿児島産の本枯れ節と北海道産羅臼昆布だそうだ)浸されて出てくるという工夫があるので食べてみたくなった。
なのでこの日だけはつけそば一択。
注文は最近多いがQRコードを読み取ってスマホンでオーダーするタイプ。
これ結構多くてこないだ名古屋であんかけスパ食べた時も導入されててメンドくせーなーと思った記憶がある。
だけど支払いは電子ではなく現金のみなのが矛盾してるんだよな、別にええけど。
とにかくスマホンから注文して10分程で出てきた鰹昆布水つけそば大盛300g、うむ、これは確かに見るからに美しい。
この平打ちの麺が折り畳まれて揃ってののがナイス。
まずは鰹昆布水をじゅるりと、ふむふむ、決して麺を邪魔することない軽いが美味い出汁。
では蘊蓄としても書いてあったが麺だけ食べる、全粒粉使用の平打ち麺をきりっと水で占めてあるんだが、これが小麦の香りが鼻から抜けるような麺で固茹ででビシッとしてる。
少量の藻塩を付けて麺だけ食べてみたが、塩の量さえ間違わなかったらこれはこれであり。
つけ汁、レンゲで汁をずずず。
中華そばのスープをスープ少なく割ったみたいな、中には薄いながらもチャーシュー2枚にメンマ2本にネギ。
ここに麺入れて濃度を普通にすれば極小ラーメンとして成り立つ、黒こしょうの粗挽きがキリっと味を引き締めてるのよ。
んじゃ、麺をつけて食べるか、つけ汁はメチャメチャ熱いスープではなく、麺の量も多く冷え方が違うので汁はすぐにぬるくなるが、この麺を食べるにはこれがベストでしょう。
この鶏と豚で取ったのか、魚介もぐわっと香る醤油ダレの濃い目で油も多めのつけ汁は麺に負けてない。
これも流れ通りで途中すだちをかけて食べてみる、この油と濃いつけ汁がクドくなったらサッパリと口がリセットされる、これは上手な食べさせ方やね。
そんで最後は残った鰹昆布汁をつけ汁に入れてスープ割りとしていただく訳だ、ぺろっと完食してしまった。
まずはやっぱり麺の美しさと香りも含めた美味しさやろうな。
つけ汁の具材のチャーシューとメンマは味が濃すぎるように感じるが麺に負けない味付けになってるんやろう、これは麺と一緒に食べる、もしくはチャーシュー食べた後で麺を食べる、またはすだちと絡めることで解決できる。
一旦つけ汁で食べちゃうと、鰹昆布水単体の淡い味はもう分からなくなっちゃうのは惜しいが、味の薄い順番から食べると問題ないでしょ。
製麺研究所と謳うだけあって麺は流石やった。
今見たらJR熊本駅にもあったのね、ここまで来なくても食べれるじゃん。
と絶賛はしたが、やっぱり熊本に来たら熊本ラーメン食べたいので次回食べるかというとそれは分からん、物珍しさもあったしね。
それと大盛とはいえ300gでは食べた気がせんかったのも事実。
ワタシがこのつけそばでお腹一杯になるには倍の600gが必要やから昼から2000円は使えないので次はだいぶ先かな(ヲイヲイ)。