仙台の珍ステーキ店「うまいものや」のステーキ定食 | 火水のブログ

仙台の珍ステーキ店「うまいものや」のステーキ定食

 引っ張る仙台話、2日目の昼ご飯は、J:COMの「ふくあじ」という番組の北海道・東北編で放送されてた店に行くことに決まってた。
 

 

 場所は仙台駅から2駅のJR宮城野原駅なんだが、仙台からその宮城野原までは地下で、電車は地元出身の偉大な漫画家石ノ森章太郎大先生の「仮面ライダー」電車であった。
 

 

 繰り返すが前情報は「ふくあじ」程度しかなかったので、この最寄り駅の宮城野原がまさか楽天イーグルスの本拠地である楽天モバイルパークから徒歩6分だなんて思いもよらんかった。

 

 どうよこれ、球場に近い駅の入口の上がヘルメットになってる。
 JRもこういうことするのね、なかなかジョークが利いてる。
 それは置いといて、目指す店は駅から徒歩10分、少し雨が降っててとっても難儀だったんだよ、傘持って行ってないから。

 

 


 

 ・うまいものや:ステーキ定食1100円

 場所は駅を地上に上がって東に歩いて宮城の萩大通りという幹線道の手前にある老舗、だけどマンションの一階のテナント、築50年は超えてそう。
 

 

 見ての通り看板や駐車場には「麺遊喜」とも書かれており、以前はラーメン屋だったらしい、×××してるってことは忘れたい過去なのか、の割には駐車場はそのまま「麺遊喜」やしドナイヤネン。
 

 

 それが何故かステーキ一本で行くようになったらしい(この辺の経緯忘れた)。
 「ラーメン(麺)はやめました ステーキ定食だけです」やもんな。

 その「ふくあじ」ではステーキに副菜がこれでもかと付いて1100円という、まぁ、仙台に来てまで食べなくても良いような内容ではあるが、これといってイベントもなかったので、とにかく面白い所には顔出しとかんとな。
 するといろんなテレビで紹介されてる店らしく、「ふくあじ」観て来る人の方が少数派だったみたい、知らんかった。
 
 番組でも言ってたが、シェフは元フレンチ出身だそうだ。
 どんなステーキにおかずが食べられるんだろうか。
 と、興奮した訳ではないが、11時開店の所、30分近く前に着いちゃって、小雨降る中近くをぶらぶらしてみたが、コンビニくらいしかなかった。
 そうしてぶらぶらしてて先に入られたらもったいないので、また一番客で並び直した。
 

 

 でも正解で、お店は10人も入れない小じんまりした店なんだけど、後からどんどんお客さんが来てたので、回転はそれ程良くなさそうだったことから(おかずが多いから)、待ったけど先に入れて良かったと言える。
 注文はステーキ定食の店なので、当然一択しかない。
 

 

 税込み1100円で10年前から値段は変わってないのに品目が8から9になったと盛んに老大将が繰り返し喋ってた、「いろんなおかずがついてきます」だもんね。
 あ、ここではシェフとは言わず老大将ね。
 
 この老大将、フレンチ出身というが、おかずはどれもフレンチの技法の物はなく、そもそもおかずはおかあさんが作ってるようで、老大将は肉焼くだけみたいな役割。
 

 

 座れば出て来るおかずがこれ、にら玉に三陸わかめか、シランケド、こんにゃくに高野豆腐に里芋、かぼちゃに豆腐に厚揚げにもやしという素朴な物。
 まずは副菜食べてからね、しかし野菜は嬉しいがこれでお腹一杯になりそうや。
 

 

 ここに鉄板に載せられたステーキとなんや小さいプラの皿にも盛られたライスが登場、テーブルに乗り切らんって、なので別々にカメラで撮る訳だ。
 

 

 ではいただきまーす、ギコギコ肉切ろうとするんだが、これが拍子抜けするくらいに簡単に切れちゃう。
 

 

 さぁ、どんなんかなー、ぱくり、えええ、何これ!!! 肉がメチャクチャ柔らかい、これは凄いと確かに言える、どんなマジック使ってるんや。
 しかし肉が柔らかいのとフレンチとがどうにも繋がらん。
 だってこのステーキってからし醤油に付けて食べるんだよ。
 フレンチならソースじゃないのか(笑)。
 それにしてもこの肉はただただ柔らかい、どうやってこれほどの柔らかさを実現してるのやら。
 また笑うのはライス、もっと大きい皿に盛ればいいのに、コーヒーカップのソーサーみたいな小さいプラの皿にライスよ。
 大盛りごはん200円増しと書かれてたが、実際はお代わり言うてやと言ってたのでサービスしてくれるみたい、ナンノコッチャ。

 元ラーメン屋なのでテーブルが小さくそんなに皿が置けないのでこんな変なスタイルになったそうだが、繰り返すが肉の柔らかさは確かに凄い。
 これは好きな人は話のタネに行くがヨロシ。


 とにかく老大将もおかあさんも喋る喋る、同じネタ(であろう)をよくも毎日喋れるもんだと感心しちゃう。
 テレビネタになるのも分かる珍店であった。