「私には出来ない」じゃなくて
人は10本の指と2本の腕を持っている。
人にできたなら自分にも出来る。
考え方一つで結果は変わってくるんだから
見方や考え方を変えなさい。


18歳で自動車整備の学校に通ってた私に
父が言った言葉。
父の親方から言われたらしい。


当時、整備士の道に進む事を決めた私は
男と女の力の差という壁にぶち当たっていた。
どんなに人よりやる気があっても
力の無さはどうにもできない。
60キロ近くあるミッションを腕と足の力だけで脱着する作業。
軽自動車のタイヤ(約11キロ)ですらも持ち上がらない。


タイヤ交換すら出来ない整備士。


全ての実習で他の生徒がすんなりこなせるものを
私は中々出来なかった。


悔しくて辛くて整備士という職業は
諦めなきゃいけないのかなと悩んでいる私に
父が言った言葉。


その分人より何時間も何日も多く練習した。
ミッションも持てるようになり
大型車のタイヤ(約100キロ)も起こせるように成長した。
お父さんのあの言葉のおかげ。