今日は仙台の家を引き払った。
仙台では色々なことが起きたなぁ。

まずは札幌から仙台にやって来るときから波乱万丈だった。
ツーリングがてら札幌→函館→青森→三陸→仙台という風に計画してたけど、朝5時半に八戸でバイクのチェーンが切れて笑ったなぁ。
バイク乗りの下衆(褒め言葉)なおっちゃんに助けてもらってなんとかバイク屋まで行って直して、残りは高速で夜9時に仙台に着いた。
札幌→仙台で33時間もかかってしまった。

慣れない土地、人に苦労しながらも大学では友人もできて楽しかった。

就活して将来について、自分についてよく考えた。

地震では無常感を感じ、それでも人の力というものも感じた。

地震がある程度収まったら今度は悪性リンパ腫になった。

もう死ぬ思いは無いだろうと思ったけど、それからは死ぬ思いをすることだらけの抗がん剤治療を行った半年だった。

抗がん剤治療と並行して、1人暮らしをしながら修論をやった。
データが揃ったのが11月初旬、修論提出は12/22。やれるもんだ。
12/22は寛解のお墨付きをもらった。

5月6月には迎えられないと思っていた新年を迎え、修論を本提出して、仙台や離れる準備に追われはじめた。
そして今日仙台を離れた。

仙台は生きてることが当たり前ではないってことを、一度で良いのに何度も教えてくれた場所。
そして、滞在期間に似合わない、色々な思い出のできた場所だ。

忘れられん。

仙台に来て居酒屋で1人呑みすることの楽しさも知った。
新しい場所での新しい出会いが楽しみだ。
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