今年1月、WHOによる新型コロナウイルスについての「国際的緊急事態」が宣言されて約4ヶ月、新型コロナウイルスの猛威は世界を覆いつくし、主に中国や英国、伊国、仏国など欧州各国、米国に大きな犠牲をもたらしました。
日本もその影響は免れず、4月7日、政府は東京、大阪など全国主要都市がほぼほぼ含まれる地域への緊急事態宣言を発出。4月16日にはその対象を全国へと拡大しました。
その間、われわれ国民にもたらした犠牲は小さいものではありませんでしたが政府は5月25日、当初予定より1週間早く約1ヶ月半に及んだ緊急事態措置を解除しました。
今後、夏に向けて新型コロナウイルスの勢いが弱まっていくのを願うばかりですが、北九州市で第2波発生ではという報道もあり、熱と湿気に弱いのではという観測もある中、新型コロナウイルスの感染動向は予断を許さないようです。
ところで、いま、注目されているのが新型コロナウイルスに対する日本についての欧米各国の報道です。
直近のデータによると人口10万人当たりの死者数は英国、伊国の54,5人を筆頭に仏国43,7人、米国29,9人に対して日本は0,7人とその差異は歴然であり、新型コロナウイルスを抑え込んだかに見える日本の状況を、海外メディアは驚きとともに伝えており、強制力のない外出自粛やPCR検査数の少なさにもかかわらず感染が広がらなかったことに注目し、「不可解ななぞ」などと報じています。
あくまで推測の域ですが、その理由として京都大学ノーベル賞受賞山中教授流に言うところのファクターXは、高い衛生意識(入浴、在宅時での靴脱ぎ、マスクの常用)と欧米との異なる生活習慣(ハグや握手の少なさ)、そしてウイルスを包んでいる脂質膜を溶かす作用を持つサーファクチンを身体の中で合成する発酵食を多く食べる食文化の相違なのかも知れません。
今後は、そう簡単に治療薬やワクチンが開発されるとは思えないので、今まで新型コロナウイルス対策として行ってきたことをルーティンとして、いわゆる新しい生活様式に基づいて生活していくように心がけていきましょう。
これから起こりうる3つのシナリオとしては
①SARSのように封じ込めに成功。
②MERSのようにいったん収束するもラクダのような身近な動物に入り込み、時々人間社会で流行。(中東社会ではラクダは重要な家畜なので徹底的な殺処分ができなかった為)
③季節性のかぜやインフルエンザのように、人間社会で継続的に感染が続き季節的に、或いは集団免疫が下がってくると感染者が増えるといった流行を繰り返す。
このシナリオの内最も可能性の高いシナリオは③であり、人口の7~8割が感染すると集団免疫により収束の方向へ進むとされています。
最後に、最新の情報として新型コロナウイルスは血栓をつくるらしく、心筋梗塞や脳梗塞などの既往歴がある方は要注意であり、
漢方薬なら地龍(ミミズ)がおすすめです。
そして、希望ある情報としては5/20、日本小児科学会がリリースした新型コロナウイルス感染症に関する医学的知見によると
①小児は大人よりも感染しにくく、発症しても軽くすみ、死亡例もほぼない。
②小児の治療は経過観察か対症療法で十分。
③学校や保育所で流行することはほぼないので閉鎖する意味はない。
④妊婦さんが感染しても母子とも重症化しない。胎内での感染はほぼしない。
などで、どうやら新型コロナウイルスは少なくとも子供たちにはひどい悪さはしないのかもしれません。
詳しくはインターネットなどでご確認ください!
苫小牧、樽前浜沖に現れた蜃気楼と上空の龍雲。(拡大してね!)