ことぶきは片手がブルブルと震えていました。
震えが止まっても震えていた方の手に力が入らず麻痺が残り
私は半泣きになりながら病院に連れて行きました。
その時は異常なしですぐ帰りましたが
この日がことぶきの初めての発作で、SMEとしての発症日になります。
そして去年のお盆は
私は髪を染めに近所の散髪屋に行っていて
ことぶきと留守番をしていた旦那さんから『発作や』と電話がかかってきました。
デパケンを飲み始めた事で、無熱での大発作がしばらく抑えられていたのに
その日は45分の無熱での重責発作でした。
『行くんじゃなかった』と泣きながら後悔しました。
お盆はことぶきにとって鬼門です。
口には出さなかったけど
今年もきっと
いや、もちろん乗り越えたいけど
でも…
私は、いや多分、旦那さんもどこかで覚悟はしていたんじゃないかなと思います。
どこにいても、何をしていても
救急病院に運ばれるシミュレーションを常に頭で考えていました。
お風呂に入っていても
『発作や』という旦那さんの声が聞こえるような気がしたり
『お、大丈夫か?』という旦那さんの一言に敏感になったり
何かに怯えて…あ、発作なんですけどね。
そう、この3日間はいつも以上に発作に怯えていました。
そんなの良くない事は分かってるんですよ。
悪いように考えたらダメですよね。
ことぶきにもピリピリが伝わるし、ね。
でもこの病気になった以上、いつどこで発作になるか分からない。
重責や群発の可能性も高い。
考えたくないけど、考える。
そして、鬼門のお盆。
『大丈夫なんじゃないか』と油断するといつも発作になるような気もします。
とか言って慎重にしていても発作になります。
もう訳が分かりませんね。
久しぶりに発作になったら、かなり動揺します。
これは去年経験済みで
『いやーーーっ!』と泣いてしまい、救急車を呼ぶ電話でパニックになりました。
ことぶきをしっかり助けなくちゃ、守らなきゃいけない。
なので覚悟しておくんです。
ケトンが効いてると思いたい反面、そんな甘い病気じゃないんだ、と。
今日はご先祖様を送る日です。
『おかん、ことぶきの病気持って行ってくれへんかな~』
旦那さんが呟きました。
もうね、不可能な事でもついつい考えてしまうんですよね。
旦那さんの気持ち、分かります。
お盆のジンクス、3度目の正直。
とりあえずは今日1日、ことぶきが大発作にならずに無事に過ごせて本当に良かったです。
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