七十点以上の人間に
完全無欠な人間などあり得ないと思う
だから
お互い人間として
一つのことに成功することもあろうし
ときにはあやまちもあるだろう
それは人間としてやむを得ないというか
いわば当たり前の姿だと思う
しかしあやまちと正しいことを通算して
正しいことのほうが多くなるような働きなり生活を持たなければ
やはり人間として
望ましい姿とは言えないのではなかろうか
かりに自分を点数で表わすとどうなるだろう
三十点のマイナス面はあるが
少なくともプラスの面が七十点ある
というようなところまでには到達するよう
お互いに努力したいものである
松下 幸之助(まつしたこうのすけ)松下電器産業(パナソニック)を1代で築き上げた経営者、発明家
9歳の時に父が米相場で破産し小学校を4年で中退し丁稚奉公
(でっちぼうこう)にる。 16歳で大阪電燈に入社し在職中に
電球ソケットを考案その後独立
1日1回 松下幸之助の言葉を学ぶ