天は一物を与える
この世に100パーセントの不幸というものはない
50パーセントの不幸はあるけれども
反面そこに50パーセントの幸せがあるわけだ
人間はそれに気がつかなければいけない
とかく人間の感情というものは
うまくいけば有頂天になるが
悪くなったら悲観する
これは人間の一つの弱い面だが
それをなるべく少なくして
いつの場合でもたんたんとやる
信念を持っていつも希望を失わないでやることだ
「天は二物を与えず」と言うが
逆に「なるほど
天は二物を与えないが
しかし一物は与えてくれる」ということが言えると思う
その与えられた一つのものを
大事にして育て上げることである
松下 幸之助(まつしたこうのすけ)松下電器産業(パナソニック)を1代で築き上げた経営者、発明家
9歳の時に父が米相場で破産し小学校を4年で中退し丁稚奉公
(でっちぼうこう)にる。 16歳で大阪電燈に入社し在職中に
電球ソケットを考案その後独立
1日1回 松下幸之助の言葉を学ぶ