松下 幸之助 「雨が降れば傘をさす」 雨が降れば傘をさす 経営者たるものは すべて天地自然の理法に基づいて行動しなければならない これは何もむずかしいことを言っているのではない たとえば雨が降ったら傘をさすということである つまり集金をせねばならぬところには集金に行く 売れないときには無理に売ろうとせずに休む また売れるようになれば作る というように大勢に順応するということである 集金すべきところから集金もせずに 新たに資金を借りようとする人があるようだが 金を借りるのならば まず集金に全力を尽す それでもなお資金がいるときにはじめて借りる という至極簡単な当たり前のことを どれだけ的確に行なうかが非常に大事なのである 松下 幸之助(まつしたこうのすけ) 松下電器産業(パナソニック)を1代で築き上げた経営者、発明家 9歳の時に父が米相場で破産し小学校を4年で中退し丁稚奉公 (でっちぼうこう)にる。 16歳で大阪電燈に入社し在職中に 電球ソケットを考案その後独立 1日1回 松下幸之助の言葉を学ぶ