この世に百パーセントの不幸というものはない

五十パーセントの不幸はあるけれども

半面そこに五十パーセントの幸せがあるわけだ

 

人間はそれに気がつかなければいけない

とかく人間の感情というものは

うまくいけば有頂天になるが

悪くなったら悲観する

 

これは人間の一つの弱い面だが

それをなるべく少なくして

いつの場合でも淡々とやる

 

信念を持っていつも希望を失わないでやることだ
「天は二物を与えず」と言うが

逆に「なるほど

天は二物を与えないが

しかし一物は与えてくれる」ということが言えると思う

その与えられた一つのものを

大事にして育て上げることである