先憂後楽
「先憂後楽」ということは
天下の人びとに先んじて憂い
天下の人びとに後れて楽しむという
為政者の心構えを言った昔の中国の人の言葉だそうである
しかし私は
この先憂後楽ということは
単に為政者だけでなく
お互い企業の経営者としても
ぜひとも心がけなくてはならない大切なことだと考えている
もちろん経営者とて
ときに休養し
遊ぶこともあるが
そのようなときでも全く遊びに心を許してしまわず
心は常に先憂ということでなくてはならない
それは言いかえれば
人よりも先に考え・発意・発想することだとも言える
経営者というものはたえず何かを発想していなくてはいけないと思うのである
松下 幸之助(まつしたこうのすけ)
松下電器産業(パナソニック)を1代で築き上げた経営者、発明家
9歳の時に父が米相場で破産し小学校を4年で中退し丁稚奉公
(でっちぼうこう)にる。 16歳で大阪電燈に入社し在職中に
電球ソケットを考案その後独立
1日1回 松下幸之助の言葉を学ぶ
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