カナダの大学では、早くも夏休みが始まりました。

 

 

 といっても、去年9月の入学以来、カナダの大学はコロナ蔓延予防のため、講義はすべてオンラインで行われ、娘はずっと在宅生でした。コロナ禍さえなければ寮生だったはずなのに、一度もキャンパスに入ったことすらありません。そのため、夏休みといっても実感があまりないようです。

 

 アメリカも含め、北米の大学は9~12月が前期(秋学期)、1~4月が後期(冬学期)、そして5~8月は夏休みとなります。長い夏休み中、大学生は夏期集中講義を受講したり、アルバイトをしたりして過ごします。

 

 さて、先日、娘は地元の名門音楽学院Academié Ste. Cécileからピアノ講師として内定をもらいました。近日中に娘の名前がそのホームページに掲載されます。Academié Ste. Cécileは当音楽学院をもつインターナショナル・スクールで、ウィキペディアに載っています。

 

 

 ただし、娘の専攻は医学なので、今後、この音楽学院でのピアノ講師を本業とするわけではありません。

 

 医学部1年の娘がなぜ音楽学院から内定をもらったのかというと……、

娘は

・ピアノ講師:去年10月から他の音楽教室で

        ピアノ講師免許

        ピアノ10級(Royal Conservatory of Music: RCM最高級)

 

・トリリンガル

  英語:ネイティブ

  フランス語:

   DELF B2[カナダ公立英仏バイリンガル養成高校のフランス語

    教師と同レベル]

   英語・フランス語バイリンガル証明書

  日本語:JLPT 1級

 

・その他の職歴:

    スケートコーチ

    ライフガード(市の職員としてプールで勤務)

と、多才だからです。

 

 電話面接で、音楽学院の就職担当者から、

「あなた、今までやったことのないことって何?」

と聞かれたそうです。

 

 今後、娘は、この音楽学院でピアノ講師を務めながら、大学で専攻分野を極め、医師や音楽療法士をめざします。Academié Ste. Cécileインターナショナル・スクールでのフランス語や理系科目の教員や校医としての採用の話も来るかもしれません。