In the middle of September, we visited Prince Edward Island famous for Montgomery’s Anne of Green Gables. Every day, it was nice and sunny probably due to Indian summer. We crossed Confederation Bridge to enter New Brunswick and visited beautiful sites, including Peggy’s Cove near Halifax in Nova Scotia.


9月中旬、家族旅行に出かけました。アメリカ大学院で博士号取得向け講義に参加するため、家族でハワイに行って以来、実に6年ぶりです。今回の行き先は、モンゴメリの名作「赤毛のアン」の舞台として有名なプリンス・エドワードアイランド(略してPEI)です。


環境保全と旅費節約のため、地元の市バスをフルに利用する計画(あとでしっかり回数券まで買ったほど)でしたが、空港からの市バス乗り場が見つかりません。家族の見送りに来ている地元の人に聞いても、

「空港からバスは出ないよ。」

と、あっさり言われ、何で知らないの、とばかりに家のプリンタで印刷した市バスルートと時刻表を見せましたが、首をかしげられるばかり。空港内で乗客の誘導をしている女性に聞いてやっとバス停にたどりつくも、バスを待っているのは私たちだけ。出発予定時刻10分前から25分間待っても来ないので、シャーロットタウンのデルタホテルに仕事で向かう女性とタクシーに相乗りするも、17ドルも運転手から請求されました。一体、市バスはどうなったのでしょう!?


PEIには45日で行ってきましたが、レンタカーはそのうち3日間だけ借りました。毎日、みごとな快晴でした。キャベンディッシュではアンゆかりの様々な場所を訪問し、グリーン・ゲイブルス博物館ではたまたま出会った日本人団体旅行者向けのガイドさんが、

「こちらがモンゴメリさんの親戚にあたる方です。」

と言うのを聞き、しっかりその方からサインをいただきました(奇しくも、印刷して持ってきた空港前を通る市バスルートと時刻表の紙にしてくださいました)。


シャーロットタウンではミュージカル「アンとギルバート」を観劇、ポート・プリムではPEIで一番古い灯台に行ってアザラシを発見、西北端の岬ノース・ケープではトレールで海辺の散歩を満喫しました。


ドライブをしていておもしろかったのは、私たちが住むオンタリオ州では道路はどこも平坦ですが、PEIでは上り下りやカーブがあったことです。シェブロレットのクルーズを借りたのですが、半マニュアルというか、ギアチェンジが必要でした。夫はカナダ国籍なので、オンタリオ州で運転免許を取ったため、ギアチェンジは初めてでした。私は昔日本でマニュアルカーを運転していたので、すぐに運転に慣れ、自分でジェットコースターを運転しているみたいでとてもドライブが楽しかったです。装備されたナビの使い方がわからず、ところどころで地元に住んでいるおじいさん、道路脇で瓶詰め等を売っていたおばあさん、スマホで恋人の写真を見せてくれたお兄さん、レストランで10人ほどでランチを食べる警察官の一人、シガーを吸う社長風のケベックナンバーの車で来たおじさんなど、いろいろなカナダ人に道を聞いて親切に教えてもらったのも、いい思い出になりました。


4時に起き、コンフェデレーションブリッジ(全長13km、片道45.5ドルで帰りは無料)を渡って、一旦ニューブランズウィック州に入ってからノバスコシア州のハリファックスまで行きました。氷河に削られた花崗岩の岩棚に聳え立つ灯台が美しいペギーズ・コーブ、色とりどりの家々が美しい海辺の街マホーン・ベイ、美しさで世界遺産となったルーネンバーグのすばらしさは言葉で表しきれません。


最終日、シャーロットタウンモール発のノースコレクター行き市バスに乗って空港に向かいました。運転手が途中で乗り降りするお客さんと軽くおしゃべりするため、空港に着いたのは予定到着時刻の20分後。最初の日、後、5分待っていたら、空港から市バスに乗れたのかもしれません。