Last fall, one of my student's Japanese tanka (i.e., traditional short poem of 31 syllables) was on a Japanese community newspaper published in the area from Michigan through New York. Recently, again, the other one of my student's Japanese composition was on the newspaper!


先日、私が講師を務めるオンライン日本語作文教室「言葉の森」のある北米在住小2生のお母様からこんなメールをいただきました。


先月先生に添削してもらい、清書にだした「ゆめ」が週刊NY生活というこの地域の無料配布新聞に載りました。

本人大喜びです。

ご指導ありがとうございます。

また今後もよろしくお願いします


私は、お母様が作文をミニコミ誌に投稿されたということすら知らなかったため、大変驚くとともにうれしく思いました。


実は、自分の教える生徒の作品がミニコミ誌に掲載されるのは、去年に引き続き、これで二度目です。去年、ミシガンの日本語補習校のサマースクールで小中学生の国語を担当しましたが、詩や短歌の単元を教えた際、受講生全員が短歌を作り、補習校を通じてミニコミ誌に送ってもらいました。


すると、秋になって、補習校のある先生から

「先生(私)が担当した中2生の短歌が載りましたよ。」

と言われ、その時も非常に驚きつつうれしくなりました。短歌については、私は添削を一切しなかったので、私の指導力と生徒の才能とが世間に認められたようで、うれしさはなおさらでした。


所属する学校や投稿したジャンルは違っていても、作品が載った生徒には共通点があります。それは、本人が国語を好きなことと私がほめたこと(ほめるのは「言葉の森」の方針の一つ)です。


作文が載った小2生は低学年なので、作文を習い始めた当初は、毎週家族でビーチに行ったことを少しずつ角度を変えて(たとえば、海岸を自転車で走ったこと、砂浜でカニを見つけたこと)書き、最後はいつも、「とてもとてもとてもたのしかったです。」で終わっていました。ところが、少しずつ「言葉の森」指定の項目を作文に入れるよう電話指導しては書いた作文をほめていくうちに、みるみる作文が好きになり、じょうずになりました。


短歌が掲載された2生の方はサマースクールの授業の合間によく小説を読んでいましたし、自分で小説を作ってネットで発表している、と言っていました。私はそのたびに、すごいね、えらいね、とほめていました。


国語/作文好きとほめ上手(ほめるのは国語/作文好きにするコツ)、この二つが生徒の国語力や作文力を伸ばす大事な要素なんだと、実感する今日このごろです。