小5の娘は7月4日から1学期終業式の19日まで京都府の地元の小学校に体験入学しています。7月16日夜は京都祇園祭の宵山に、翌日は山鉾巡行を観に娘と出かけました。体験入学の始まる前日に担任の先生と教務の先生と娘と四者面談を行った際、7月10日と11日は滅多に会えない関東の親戚に会うため、また7月中の一時帰国はまずできない(とにかくフライト代が高い)ためぜひ17日は娘に山鉾巡行を観せたいから、学校を休ませたいと申し出ておきました。
京都の人は祇園祭に特別な思い入れがあるため、担任の先生も教務の先生もすぐに納得してくださいました。特に、教務の先生は
「私、山鉾巡行は観たことがないんですよ。ぜひ(娘さんを)連れて行ってあげてください。」
とのこと。京都に住んでいても、なかなか観られないのが山鉾巡行です。
通常、高校では、平常授業のある日に体育系クラブの公式試合に出場する際、生徒は公欠という形で授業を休みますが、京都では、山鉾巡行の日に祇園祭に出る場合も公欠となります。祇園祭に出られるのは、実は男子だけ(女人禁制)。私も京都出身ですが、私立女子高に通っていたため、祇園祭の公欠を知ったのは、京都市内の公立高校で講師をし始めた頃です。さすが、京都やなぁ、と思ったものです。
京都では、中学生以上は自分達で友だちを誘い合って、宵々々山、宵々山、宵山(それぞれ山鉾巡行の日から数えて前々々日、前々日、前日の夜祭りのこと)に出かけます。男の子(または女の子)が特定の一人の異性の友人に
「祇園祭り、行かへん?」
と誘い、
「うん、ええよ。」
と言われれば、それはカップル成立の証。宵々々山から宵山はロマンスの生まれるひと時です。