7月に入り、一時帰国で京都にいます。いわゆる相続登記の手続きのため、初めの3日間は様々な役所等を回りました。
JRの嵯峨嵐山駅は、天龍寺等への散策に便利なだけでなく、納涼も風情も満点の保津峡トロッコ列車の発着駅ともなっているため、外国人も多く見かけます。京都府法務局嵯峨出張所からの帰りに、駅のプラットホームに着くと、暑さのため、足までぺたんとつけて座る若い外国人女性と、その傍らに立つ若い外国人男性を見かけました。あらあら、と思いつつ、クーラーの効いたホーム待合室で京都駅方面行きの電車を待っていると、その若い外国人カップルも入ってきました。その二人に英語で話しかけてみました。
「どちらから。」
「カリフォルニアのサンフランシスコだよ。」
「いいところね。あちらの夏はさわやかでしょ。」
「確かに。」
「私は、結婚以来カナダはオンタリオ州ウィンザー市に住んでて、今は一時帰国してるんだけど、ウィンザー、知ってる?」
「知ってるよ。デトロイトの近くだろ。」
「ええ。」
「私も知ってるわ。スキーリゾートで有名でしょ。」
「・・・・・・?」
「おい、それはウィスラーじゃないか。」(3人とも大笑い)
若いアメリカ人カップルのぼけとつっこみもなかなか乙どすなぁ。
外国人には、夏の京都の暑さは耐えられないのでは、と聞いてみると
「もともとシカゴに住んでたけど、そこの夏も蒸し暑いよ。」
とのことで意外でした。
「え?シカゴってデトロイトから車で4時間くらいだけど、デトロイトの夏はさらっとしてるわよ。」
京都駅方面行きの電車が来たので、待合室を出ようとすると、男性がさっと扉を開けてくれました。またもレディファースト。電車に乗るときも、さっと手を差し出してレディファースト。さすが、アメリカ人。
車内で二人に御所と銀閣寺もお勧めし、これから金閣寺を訪れるため円町駅で降りる二人に一言。