前回の記事の続きです。1031日現在もカナダ永住者用PRカードがなくて出発が危ぶまれ、カナダ移民局に電話しました。すると、「カナダ移民局ウィンザー支局にPRカードが届き次第、直接受け取りに行けるよう、緊急交付申請に必要な書類をすべてウィンザー支局にファクスで送信してください。」と助言されました。1026日はカナダ移民局ウェブの勧めとおり緊急発行/交付申請を本局にメールで送信しましたが、返事さえありませんでした。そこで今回は慎重に以下のものを用意しました。


ファクス送り状

緊急発行/交付申請願い(書式は自由。必要記載事項は、緊急発行/交付が必要な具体的な理由(私の場合、ウィンザーでの研究成果を日本の学会で119日に発表するため117日にウィンザーを発つこと)、氏名、ID番号、生年月日、現住所、電話番号、メールアドレス、さらにPRカード更新申請書類発送日とウェブ上の書類が移民局に届いた日、申請過程開始日、申請承認日も)

PRカード更新手数料支払を証明する正式な受取書(レシート)

フライトのEチケット

以上は、移民局のウェブに記載されています。さらに、信憑性のため

地元ウィンザーの雑誌に載った研究成果をまとめた記事(私の写真つき)


ところが、思わぬところに落とし穴がありました。我が家ではもうファクスは使用していないのです。パソコンからファクスを送信しようにも、我が家では電話には電話線を使用していません。そこで、近隣を訪ねてファクスがないか聞いてみました。まず、娘のスクールバスメイトのお母さんに聞いたところ、ない、とのこと。その他同じ通りに住む近隣も数軒訪ねましたが、折りしも1031日のハロウィンなので居留守または留守。困りました。


でも、あきらめませんでした。ハロウィンのトリックオアトリートが大盛況となる午後7時から隣の通りを訪ねる娘について行き、娘がお菓子を受け取ったら一軒一軒しらみつぶしに「ファクスはありますか。」と聞いていったのです。すると・・・みんな「ありませんね。」の一言。今時、ファクスなんか誰も使わないもんな・・・。とりあえず、別の通りにも行ってみると、「うちにはないけど、郵便局ならあるわよ。」と耳寄りな情報が!カナダではなぜかショッパーズ・ドラッグ・マートというドラッグストアの一角に郵便局があり、平日なら夜9時まで開いているのです。さっそく近所のショッパーズ・ドラッグ・マートにとんでいき、郵便局に駆け込みました。「すみません、ファクスは、あ、あった!」料金は1枚につき1ドル(市内通話は無料なのに)なので合計7枚に7ドルも高い!と思いつつも、職員に送信してもらいました。あとは果報を寝て待ちました。


翌朝、移民局ウィンザー支局から「明日までにPRカードが郵送されてきたら、明日取りに来れますか。明日しか受け取りのチャンスはありませんが。」との電話が入りました(何という反応の良さ)!ウィンザー支局は火曜、木曜、金曜しか開かないので、まさに112日がPRカード受け取りの最後のチャンスでした。私はもちろん「行けます。何時でもかまいません。」と答えました。あとは、無事PRカードがオフィスに届くのを祈りました。すると、同じ日の午後、「PRカードが届いたので明日取りに来てください。」という電話が入りました。


娘と私は、今夜ウィンザーを発ち、横浜に向かいます。