はじめまして。
横浜に本部をもつ通学制・オンライン通信制作文教室「言葉の森」
の海外(カナダ)講師、さとこと申します。
このブログでは、日本国外で現地語を習得、維持しつつ、日本語力、特に日本語作文力をつける方法を皆様にお伝えしていきます。その方法は、私自身の経歴、すなわち10年のカナダ在住歴、9年の海外子育て歴、また計20年を超える日本の進学塾、公立・私立高校、大学通信教育部併修医療福祉系専門学校、アメリカの日本語補習校、そして「言葉の森」での通常のまたは受験(日本の大学推薦入試、高校・大学帰国生入試)向け日本語作文・小論文指導歴に基づいています。私の場合、作文・小論文の指導だけでなく、専門学校で作文入試問題の作成や採点にも取り組んでいましたので、作文入試の作成者、採点者としての視点をこのブログに加えていきます。
ここでは、現地語とはカナダの公用語、つまり英語とフランス語をさします。カナダのオンタリオ州で生まれた娘は、今では2つの現地語と日本語を使用するトライリンガルに育ちました。海外在住のご家庭での子育ての主な悩みには、子供をバイリンガルやマルチリンガルにするにはどうすればよいか、どうやって日本語力をつけ維持させていけばよいか、帰国生入試の日本語小論文対策はどうすればよいか、といったものがあると思います。そこでこうした海外ならではの子育てと言語習得のお悩みを解決する秘訣をお教えします。
さらに、成人向けの英語習得・日本語力維持法にも触れてみます。私は、日本で学術修士と英検準1級の取得を前後してこちらに来て、カナダ国籍を持つ人と結婚し、アメリカの日本語補習校講師、フリーランスの米国特許庁・大手企業向け化学・医学日英・英日翻訳業務に就きました。その後、アメリカの大学院の博士課程に在籍し始め、現在、老年社会学の視点からサクセスフルエイジングに関する博士論文研究にも取り組んでいます。ワーキングマザー兼大学院生の多忙な生活の中で英語を習得しつつ日本語力を維持していく方法をご紹介します。