オビより
~21世紀にデビューしたU-40世代21人による鮮しい成果の集成
いま、1人100句を携えて、現代俳句の大海原へと漕ぎ出す 発見!若き俳人たち~
まさにそんな句集です。
若いエネルギーがビシビシ伝わってきます。
わたしももっと、もっともっと前からつくりたかった!
嫉妬してしまいます。
思春期の頃にしか表現できないものがあると思います。
もちろん、いろんな経験をしてからでなければ表現できないものも多々ありますが。
でも、あやうい頃にゆらゆらしている句とか歌とかを詠んでみたかったなあ。
以下、『新撰21』より。
国破れて三階で見る大花火 佐藤文香
よもつひらさかそこは三杯酢がいるの 外山一機
三月来るナウマンゾウのように来る 神野紗希