『2009年 しずおか連詩の会』より
連詩40編の中から35-39抜粋
35(作:天沢退二郎)
あれ あれ、 あれよ あれよ
あれよ あれよ あらあら あれよ
あれあれよ、あれわれよ あらわれよ
あれ、 なれよ あれわれわれよ
あれよ あれよ あれよ あれよ (くりかえし)
36(作:和合亮一)
俺は「俺」という単語をこの世界から盗み出した
だから俺以外の「俺」は全て詐欺である 俺しか
「俺」は使えない 俺 これからどうすればいいのか
37(作:野村喜和夫)
スカートのなかの劇場に眼を忍び込ませたり
膝がしらに暴動の未来を匂わせたり
丘の廃屋で光年の雫を飲んだり
全力で少年であれ
不穏であれ
38(作:小池昌代)
「いいこともあるさ、やけをおこしちゃあ、いけないよ」
おでんの底に
ゆらり ゆらめく テロリストをなだめて
39(作:穂村弘)
指から零れた仁丹の粒が階段を弾みながら堕ちてゆく
(たーん たーん たーん たーん たーん たーん たーん たーん)
将来の夢が変わった 新幹線の顔が変わった あの人の苗字が変わった
(たーん たーん たーん たーん たーん たーん たーん たーん)
「非常口の緑の人」に翼が生えた
5人5色が、どんどん感化されている様子が伝わってきて
それはそれは楽しい会でしたよ♪
まだまだご紹介したい詩満載でしたが、
大人の事情で割愛σ(^_^;)
素敵な1日をありがとうございました。